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桂歌丸の秘蔵っ子、桂枝太郎の才能と落語愛/週末エンタメ

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 落語家、桂歌丸(81)の“最後の弟子”、桂枝太郎(40)が精力的だ。古典落語のほか、自ら創作する新作落語にも意欲的に取り組み、狂言を題材にした落語も制作。今年は、ほぼ休みがないという売れっ子ぶりで、約300公演をこなした。

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 11月7日、東京・池袋演芸場の十一月上席で、観客の爆笑をさらう枝太郎の姿があった。この日は新作の「タイムカプセル」を披露。担任の先生の葬式で久々に再会した小学校時代の同級生が、学生時代に地中に埋めたタイムカプセルを掘り起こすと、未来の自分に宛てた手紙が見つかり…という内容だ。

 競馬好きだった先生のため、GIのファンファーレで送り出す描写が秀逸。手紙には、将来の自分が何をしているかも、したためてあり、それぞれの予想が“大当たり”する。それが、エッジの効いた、オチとなる。

 落語の前のまくらでは、来日していた米トランプ大統領の話も取り入れ、噺の途中で観客の反応が悪いと、「あぁ、いいですよ」とふてくされてみせる。時事ネタから毒舌まで、変幻自在だ。

 会場には若い女性の姿も。乃木坂46の舞台「じょしらく」(2015年)で、メンバーの落語指導にもあたった枝太郎は、「落語家が面白い、顔がカッコイイ。そんな気持ちでいい。気軽に肩肘張らず見られるのが落語」。世代を越えて楽しめるものだと力説する。

 1996年に歌丸に入門。歌丸が取った5人の弟子のうちで“最後の弟子”として知られる。

 師匠については「肉体をもらったのは両親。それ以外はすべて師匠から学んだ」と最敬礼。私生活では、7月にフリーアナウンサー、大河原あゆみ(31)と結婚し、来年1月15日に第一子女児が誕生予定だ。

 名前は「笑歌(えみか)」ちゃんに決めた。パパになる責任を胸に、精進を誓った枝太郎は「自分が作った作品が残って、古典落語みたいに後輩がやってくれるのが一つの夢」と語る。

 今月11~15日まで、浅草演芸ホールの十一月中席に出演。12月21~27日に同所で行われる十二月下席ではトリを務める予定で、「年末のお祭り騒ぎ的な感じで見に来てほしい」とニヤリ。創作意欲あふれる落語家は、虎視眈々と腕をぶす。   (村上純平)

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