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【独占インタビュー】DeNA・今永、理想はマー君!エースとは「負けない投手」

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エース論を披露した今永。“哲学者”の言葉は熱い (撮影・荒木孝雄)  今季チーム最多の11勝を挙げ、19年ぶりの日本シリーズ進出に貢献したDeNA・今永昇太投手(24)が、サンケイスポーツの独占インタビューに応じた。熱く語ったのは「エース論」。球団として11年ぶりに本拠地・横浜スタジアムで迎える来年3月30日の開幕戦(対ヤクルト)での先発、2020年東京五輪への思いを吐露した。さらに、野球に対する考えを独特の言い回しで表現することから「投げる哲学者」と称される左腕は、その“ルーツ”も明かした。 (取材構成・湯浅大)

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 --今季は2年目で初の2桁勝利を挙げた

 「昨オフに2桁勝利、規定投球回到達を口にしていたので、その通りにできたのはよかった。ただ、先発ローテーションを守ったにしては寂しい数字(11勝、148回)という気もします」

 --来季はエースとしての期待がかかる

 「僕自身には『3年、結果を出さないと』という思いがある。2桁勝利は今年が初めてだし、来年、再来年は11勝を超えるくらいにならないと。エースは自分からではなく、周りから言われるもの。もし、そうなったらずっと手放してはいけない」

 --エースの理想像は

 「負けない投手。2013年の楽天・田中将大さん(現ヤンキース、24勝0敗)がそうですよね。3点取られても味方が4点取ってくれる。味方が1点ならゼロで抑える。目に見えない力を持っています」

 --開幕投手候補にも名前が挙がっている

 「ふさわしい結果を出したのかといわれたら、まだまだ。しっかり任命されるように、やっていかないといけない」

 --11月18日のアジアプロ野球チャンピオンシップ・台湾戦では6回無失点、12奪三振と圧巻の投球を見せた。侍ジャパンへの意識は

 「僕は筒香さんみたいに何回も代表に入っているわけではない。一度の国際試合で少しいい投球をしただけでは、意識できるようなことはないです」

 --ただ、五輪への思いはあるのでは

 「人生の中でも一度経験できるかどうか。ましてや(次回は)日本でやるわけですし、選ばれるような結果をシーズンでも残していかないといけないと思います」

 --数々の名言は『今永語録』ともいわれ、『投げる哲学者』と称されることもある

 「格好をつけているんじゃないですかね。僕は、そういう時があるので。でも、冷静に考えると『何だ?』というフレーズもありますよ」

 --言葉の選択で気を付けていることは

 「年相応に見られたくないとは思っています。筒香さんの話を聞いていても子供っぽい単語を使わない。『頑張ります』とは言わない。僕も楽しいことを『楽しい』と表現せず伝えようとしている面はあります」

 --他に気を付けていることは

 「後ろ指を指されるようなことはしたくない。言うだけで何もしていない。それが一番、生き方として格好悪い」

 --なるほど

 「ボスではなく、リーダーにならないと駄目なんです。ボスは下の人間に命令するだけですが、リーダーは自分もやることで下の人間もついてくる。筒香さんも、そういう存在ですよね。これも名言みたいになっちゃいますかね(笑)」

 --確かに見出しにしやすいフレーズが多い

 「記者の方とのやりとりでも、こういう記事を書きたいだろうなというのは分かって発言している部分はあります」

 --そうなんですか

 「だって、ケーキ店にカレーを買いにいかないですよね。『ケーキをください』と言われているのに、カレーを出すのは少し違う。僕はケーキを注文されたらケーキを出します。その方が簡単ですから」

★今永語録

 ◆「負けた投手は何も残らない」(2016年4月5日の中日戦。7回3安打、1失点と好投も敗戦投手になり)

 ◆「三振を取れる投手ではなく、勝てる投手がいい投手」(同4月29日の阪神戦。球団新人記録に並ぶ14奪三振も4敗目を喫して)

 ◆「きょうは広島にではなく、過去の自分と勝負できた」(同5月6日の広島戦。プロ6試合目で初勝利を挙げて)

 ◆「後半戦の1勝は前半戦の1勝とは価値が違う。後半戦の1敗は前半戦の1敗と重みが違う」(同8月6日、中日との試合前日に)

 ◆「きょうの試合をプロ野球人生が終わるまで忘れず、成長していきたい」(同10月15日のクライマックスシリーズ・広島戦。1回6失点でチームの敗退も決まり)

 ◆「雨の日に勝たないと雨男ではない。雨の日に負けるのは、シンプルに力のないピッチャー」(2017年8月1日の中日戦。先発予定の試合がシーズン4度目の雨天中止になり)

今永 昇太(いまなが・しょうた)

 1993(平成5)年9月1日生まれ、24歳。福岡県出身。北筑高から駒大に進み、2016年ドラフト1位でDeNA入団。1年目に8勝9敗、今季はチームトップの11勝(7敗)を挙げてクライマックスステージ進出に貢献。アジアプロ野球チャンピオンシップ2017で日本代表に初選出。1メートル77、80キロ。左投げ左打ち。独身。来季年俸8400万円。背番号21。

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