【球界ここだけの話(1110)】日本代表を陰で支えるスコアラー・志田宗大氏、ヤクルト時代は古田氏をストーカーのように追う日々 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1110)】日本代表を陰で支えるスコアラー・志田宗大氏、ヤクルト時代は古田氏をストーカーのように追う日々

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11月に行われたアジアプロ野球チャンピオンシップで志田スコアラー(右)は日本代表・京田に話しかける  「勝利の女神は細部に宿る。僕がモットーとしている言葉です」。野球日本代表「侍ジャパン」のスコアラーを務める志田宗大氏(38)が1日、東京・恵比寿アクトスクエアで行われたイベントでプレゼンテーションを行った。

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 スポーツイベント「ALE14(エイル・フォーティーン)」と「SAJ(スポーツアナリティクスジャパン)2017」による合同企画。バドミントン日本代表アナリストの平野加奈子さん、日本スポーツアナリスト協会代表理事の渡辺啓太さんと登壇し、パワーポイントによるスライドショーを使いながら、スコアラーの仕事についてプレゼンした。

 データを集め傾向と対策を分析するが、試合中のベンチでは選手から「志田さん、何を打てばいいんですか?」と助言を求められることが多い。習慣づけているのは「ひと言はスコアラーの最高の技術」という考えだ。「膨大なデータを詰め込んで最後に濾過(ろか)する。話すときはシンプルに、端的に。それがスコアラーにとって最高の技術だと思っています」と明かす。

 『考える野球』の原点にあるのはヤクルトでの現役時代、古田敦也氏を追い続けた日々だ。「当時スーパースターの古田さん、大補欠の僕。当然、野球の話を聞く勇気はなかった」。だから、ベンチでは「ストーカーのように」近くに陣取った。遠征先のバスでは古田さんの前の席に座り、会話を盗み聞きした。「あの時、やっていてよかった。古田さんの話を聞いていてよかった」と振り返る。

 スコアラーとは何か。「スコアラーは選手にとっての精神安定剤だと思っています。データが薬だとしたら、オブラートみたいな役割。データを包み込んで飲ませてあげる。そして、選手が安心してグラウンドに飛び出していける。データとメンタル。対極にあるように見える2つは、同居していると思っています」と志田氏。勝利の女神は細部に宿る。そう信じるスコアラーが、侍ジャパンを支えている。(長崎右)

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