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東大エース6勝!宮台がプロへ決意の完投、退路断って運命のドラフトへ/東京六大学

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八回のマウンドでも力強いフォームを見せた宮台。ドラフトを前に高い能力を証明した(撮影・佐藤雄彦)  東京六大学野球秋季リーグ第5週第1日(7日、神宮)1回戦2試合を行い、東大は法大に9-2で勝った。今秋のドラフト候補、宮台康平投手(4年)が2失点(自責点0)完投で昨春に続くシーズン2勝目(通算6勝目)を挙げ、3-0の五回には自ら適時打を放つなど勝利に貢献した。5日にプロ野球志望届を提出してから初めての公式戦。“赤門エース”が、プロ9球団のスカウトの前で好アピールを果たした。東大は、8日の2回戦で2002年秋以来、15年ぶりの勝ち点獲得を目指す。

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 これぞ、エースだ。宮台が8安打2失点(自責点0)、6奪三振で今季2度目の完投勝利。九回二死、相馬を125キロのスライダーで空振り三振に斬ると、マウンド上で仁王立ちした。

 「試合前から、その(完投する)つもりだった。疲れはあったけれど粘って投げられた。気持ちの面では、まだいけると思っていました」

 5日にプロ志望届を提出してから初めての登板。この日はプロ9球団が視察に訪れた。宮台は「(気持ちは)逆に変えないように」と平常心を強調したが、浜田監督は「気持ちを入れ替えて、この試合に懸けていた」と明かした。

 七回二死一、二塁のピンチでは4番・中山との対戦で最速145キロをマークした。9回で121球を投げ抜き、四球は3つ。課題の制球面での向上も見せた。

 10月26日のドラフト会議で指名されて入団すれば、東大出身では2005年に横浜(現DeNA)から9位指名を受けた松家卓弘投手以来、史上6人目のプロ野球選手となる。既にプロ4球団が調査書の記入を依頼。中日・佐藤スカウトは「バランスを意識して投げている。終盤はバテていたけれど、リラックスして安定した投球だった」と評価した。

 昨春のリーグ戦でブレークし、東大では33年ぶりとなる大学日本代表入りを果たした宮台だが、その後は苦しい時期を過ごした。昨夏に左肩を痛め、秋季リーグ戦登板は1試合。最速151キロの球速を抑えて疲労を軽減する、新たな投球フォームに挑戦した。

 文系最高峰の東大法学部に在籍。国家公務員や一般企業への就職も選択肢の一つにあったが、退路を断ってプロ一本で臨む。0勝3敗に終わった今春のリーグ戦中に、国家公務員試験を受験しないことを決断。今秋はこれで2勝目と、夢に向かって前進し「自信になっている」と手応えも口にした。

 8日の2回戦では02年秋以来の勝ち点獲得がかかる。「もちろん(登板の)準備をしたい。(ドラフトで)指名を受けるのはリーグ戦が終わってから。今は目の前のことです」。ドラフトまであと18日。“赤門エース”が最後の秋を彩り、新たな歴史を刻む。 (中田愛沙美)

2得点しかできなかった法大・青木監督「きょうは宮台君をほめるべきで、バランスよくまとまっていた」

データBOX

 東大・宮台が9月16日の慶大1回戦に次ぐ今季2勝目(3敗)。リーグ戦で1シーズン2勝は2016年春と並ぶ自己最多で通算6勝目となった。東大投手のリーグ戦でのシーズン最多勝利は1981年春に大山雄司がマークした5勝。通算最多勝利は57-60年に岡村甫が挙げた17勝。宮台は16年4月9日の早大1回戦で東大投手の1試合最多記録となる13奪三振を樹立している。

宮台 康平(みやだい・こうへい)

 1995(平成7)年7月1日生まれ、22歳。神奈川県出身。湘南高から東大文科一類に現役合格し、現在は法学部在籍。1年秋に東京六大学リーグ初登板。昨春は東大の投手として8年ぶりのシーズン2勝。通算成績は35試合に登板、6勝12敗、防御率4・12(7日現在)。最速151キロ。持ち球はスライダー、カーブ、シンカー。1メートル78、82キロ。左投げ左打ち。

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