外はまだまだ寒いけど…チョコレート専門店が熱い

チョコレート専門店
バレンタインデーを前に女性でにぎわうチョコレート専門店。最近は自分のためにチョコレートを購入する女性も増えている
「100%チョコレートカフェ」
カカオ豆の産地やミルクなど配合する材料によって味が異なるチョコレート。「100%チョコレートカフェ」はその奥深さが体験できる
「フレッシュチョコレート」
朝食にもなる「フレッシュチョコレート」(「100%チョコレートカフェ」)
56種類あるオリジナルチョコレート
56種類あるオリジナルチョコレートも人気(「100%チョコレートカフェ」)
 デパ地下が火をつけたスイーツ(お菓子)ブーム。最近の注目はチョコレート専門店だ。日替わりで異なる味のチョコが登場する「100%チョコレートカフェ」や、フランスやベルギーなど本場の名店もオープン。さらに、バレンタインデーを控えて、デパートのチョコレート関連イベントも花盛り。外は寒いが、チョコレート専門店は、甘ーく、そして熱い。

 昨年12月、明治製菓(東京都千代田区)本社ビル1階にオープンした「100%チョコレートカフェ」。同社食料マーケティング統括部の川島正樹さんは、「チョコレートは、原料のカカオ豆の産地によって味が違い、ミルクや砂糖などの種類や配合で変る。その味の奥深さやおいしさを知ってもらいたいと企画しました」という。

 人気の「フレッシュチョコレート」は、とろりとした食感が特徴で、「毎朝手作りしています。パンの中に入ったタイプもあり、朝食にもなります。チョコレートのイメージが変りますよ」。

 一方、昨年10月に日本橋高島屋にオープンしたのは、史上最年少で「MOF(フランス最優秀職人)」に選ばれたチョコレート職人、パスカル・カフェ氏のショコラバー「パスカル カフェ」だ。人気は、チョコレート1粒とシャンパンのセット(1533円)。高島屋広報室の三尾まゆみさんは、「喫茶スペースも併設。来店者は、1日に100人以上。男性1人の姿も目立ちます」。

 このほか、ベルギーの名店「デルレイ」の日本初上陸や、カカオの含有率や甘さが選べる日本橋三越の「サティー ドミニク・ショコラ」など、専門店は人気上々だ。

 日本チョコレート・カカオ協会の助川文朗専務理事によると、「平成15年に輸入されたチョコレート製品は、1万9550トンと10年前より4000トン以上の増加。原料のカカオ豆の輸入量も顕著に伸びています」。

 この人気の背景にあるのは、「種類が豊富になることで、ワインなどと同じ嗜好品として捉えられ始めた。おかげで男性もチョコレートを買うことに抵抗がなくなりつつあることも大きい」と三尾さん。助川専務理事は、「カカオ・ポリフェノールが認知され、チョコレートが健康的なイメージにかわったことも追い風では」とみる。

 バレンタインデーも間近。今年は、義理チョコを期待するより、自分好みのチョコレートを探してみるのもいいかも。

★年に1度のチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」

 東京・新宿の伊勢丹では、31日まで、世界最大のチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」を開催中。同店広報担当の岩村立之さんは、「今年で3回目の開催。1日の平均来場者数は約1万人。期間中(6日間)の売上は1億円ほどになります」という。

 今年は、フランス、ベルギー、スイス、イタリア、日本など9カ国55ブランドが大集合。さらに、4カ国から16人のショコラティエ(チョコレート職人)が来日。「日本初上陸のフランスの老舗『ラデュレ』をはじめ、11ブランドが初登場。人気ショコラティエの実演やトークショーも毎日開催します」(同)。

 甘い香りに包まれた会場は、プレゼントだけでなく、自分用に買う人で大にぎわいだ。

★焼酎・泡盛がチョコレートに大変身

 ブームの焼酎とチョコレートを組み合わせた「焼酎チョコ」の注目も上昇中。そごう・西武百貨店の各店では、焼酎や泡盛をゼリー状にして詰めた「焼酎・泡盛チョコレート」を用意。甘みが強い「紅薩摩」を使った芋焼酎「薩摩紅」、大分最古の焼酎蔵元「竹宵」の麦焼酎、沖縄「久米仙」の泡盛5年古酒の3種類。いずれもトリュフ型で3粒入りで525円。

 また、せんべい・おかきの店、もち吉(福岡市博多区)では、オンラインショップで、同社オリジナルもち米焼酎「熟年の眞実」を使用したチョコレートボンボン「酎酎凡々」(15個入り1050円)を販売。同社では、「昨年12月発売で、3万箱を完売。通販専用商品ですが、首都圏のデパートなどの支店にも多少置いています」。

 また、東京駅のキッチンストリートにある沖縄物産コンビニ「美々ステーション」では、泡盛をチョコレートに練りこんだ「泡盛チョコ」(630円)を販売している。

◇バレンタインデーにちなんだチョコレートイベント◇
★日本橋高島屋「アムール ド ショコラ」=2月9日〜14日。フランス、ベルギー、イタリア、日本、スペインなど8カ国52ブランドが集結。日本初登場の「グイドゴビーノ」「カフェ・コヴァ」をはじめ、期間限定のオリジナル商品も用意。チョコレートの魅力が堪能できるショコラ・カフェに加え、パスカル・カフェ氏など有名ショコラティエのトークショーを連日開催
★松屋銀座「バレンタイン・パティオ特設会場」=2月2日〜14日。しょうゆ、わさび、ほうじ茶などとチョコレートと融合させた「オリオールバラゲ」の「コレクション ニッポン」(2730円)など、国内外の人気のショコラティエ7人のチョコレートが登場する
★銀座三越「バレンタインギフトフェア」=〜2月14日。「マダムセツコ」や「ル ショコラティエ・タカギ」が登場。カップル用(2人用)チョコレートケーキも限定販売される
★プランタン銀座「バレンタインフェア」=〜2月14日。貴腐ワインと干しブドウを使った「レザンドレ・オ・ソーテルヌ」(1890円〜)で人気の南仏・ポーの町にあるチョコレートメーカー「ボナペティ」など、期間限定商品を含む44ブランド約5000種類を販売。「手作りチョコレートブティック」には約600種類のハンドメイドグッズが集合
★池袋西武=2月2日〜14日、本館7階大催事場に、約50ブランド600種類のチョコレートが集結。海外13人と国内12人のショコラティエのチョコレートを革製のジュエリーボックスに詰めた豪華版(1万500円・限定400個)も登場。世界最高峰の味がまとめて楽しめる
★小田急百貨店新宿店「バレンタインワールド」=2月9日〜14日。注目は、初登場のフランスのプロ御用達ブランド「ミッシェル・クリューゼル」の木箱入り「サーディン10」(2100円)。外見はサーディン(イワシ)のルアーそっくりで、中はウロコなどが型押しされたイワシ型のミルクチョコレートになっている
★東急百貨店東横店(渋谷)=2月1日〜14日、西館1階フードショー・イベントスペースに、有名ショコラティエの作品や人気店のショコラが集合。約250年の歴史を持つ京都の老舗お茶処「京はやしや」では、3種類の日本茶をトリュフに仕上げたオリジナルの和風チョコレートを用意。ほかにも、さまざまな限定品が登場する
★シブヤ西武「バレンタインチョコショップ」=2月1日〜14日。静岡市「パティスリー一條亭」のシェフパティシェの特製「ワインやさんのガトー・ショコラ」(1500円)はじめ限定商品も登場。ほかに、「ゴディバ・バレンタインショップ」も開催。2月4〜6日の3日間、ゴディバのチョコレートを購入すると各日先着100人にチョコレートの香り漂う「チョコレートコスモス」をプレゼント
★高島屋玉川店(二子玉川)=2月14日まで、人気パティシエ辻口博啓さんの「和楽紅屋」で濃厚な生クリームと厳選された抹茶の香りの生チョコレート「ショコラ和楽」(25粒入り1890円)を販売。
★そごう横浜店「そごうのハートがつながるバレンタイン」=2月14日まで。「日本酒チョコ」「お茶チョコ」「黒ごまチョコ」「焼酎チョコ」など和風チョコも登場。横浜など地元の人気パティシエのチョコレートも大集合。みなとみらい線開通1周年を記念して開催中の「マイスイート横浜フェア」では、同線イメージキャラクターのダルメシアン「ブルーダル」のチョコレートも限定発売される


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