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新技術でバイバイ菌!「抗菌印刷」
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清潔志向の時代を背景に、抗菌グッズが進化、多様化している。注目は、素材や商品の表面に抗菌剤をコーティングする方式。印刷物にも抗菌コートができる新技術も登場し、より低コストでのさまざまな抗菌仕様グッズ製作が可能になっている。一方、従来型の、素材そのものに抗菌剤を練り込むタイプの人気も根強い。抗菌最新事情を探った。〔写真:「素材に抗菌剤を練り込む手法よりも、低コストで手間もかからない」と「抗菌印刷」の特長を語る稲村社長〕
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素材に抗菌剤を練り込む、光触媒反応や銀イオンの利用など、抗菌技術の手法は数多い。
その中で注目は、印刷物に抗菌コートができる新技術「抗菌印刷」だ。開発したのは、都市と生活社(東京都北区TEL03・3911・1112)で、今春、この技術の特許を取得した。
「抗菌印刷」は、粉末の抗菌剤をニスにまんべんなく混ぜ合わせ、印刷物の表面に均等に塗布する。
「紙はもちろん、プラスチックなど、印刷工程を経るものならどんなものでも対応できる」(同社の稲村與志雄社長)ため、新聞や雑誌、書籍、パンフレットから、パッケージやラベル、診察カードや社員証、果ては紙幣まで、幅広い分野で抗菌印刷が可能になる。
抗菌効果も、印刷物の表面に抗菌剤の層ができることでより強まる。
「従来の素材に抗菌剤を練り込む方式では、大量の抗菌剤が必要で、手間やコストがかかるわりに、抗菌効果は弱かった。新技術なら、普通の印刷機が使えるので低コストで、早く、大量に抗菌処理できる」(同)。
現在、同社の抗菌技術を使っているのは、一部の病院の診察カードやレストランのメニュー、ランチョンマットなど。秋以降には、台所に保存する食品パッケージや、製薬メーカーの小冊子などにも、この技術で印刷されたものが登場する。
こうした広がりの背景を同社長はこうみる。
「身の回りから細菌を媒介する物を減らしたいという気持ちが高い時代。とくに、商店などで不特定多数の人の手に触れる物に対する抗菌意識は高い。抗菌意識の高まりにつれて、抗菌処理した印刷物などは、企業や商品のイメージアップにもつながる。需要はさらに高まるでしょう」
通勤途中や会社などで使われる抗菌関連商品も多彩。いまや、抗菌処理技術は新時代を迎えている。
★光触媒利用の抗菌スーツ
酸化チタンに光があたると、表面に付着した有機物が酸化分解する光触媒反応。この原理を利用しているのが、はるやま商事(岡山県岡山市)の、「光触媒抗菌防臭の超清潔スーツ」(3万9000円〜、写真)だ。
表地にウール繊維の表面に二酸化チタンをコーティングした新素材「光触媒ガイヤクリーン」を使用。太陽光や蛍光灯の光で光触媒反応が起こり、スーツに付いたたばこの臭いやアンモニア臭、O−157などの大腸菌、黄色ブドウ球菌、カビなどの有機物を水と二酸化炭素に分解する。
★銀イオンで衣類を抗菌コートする洗濯機
細菌やウイルスの水素を奪って不活化させ、除菌・抗菌する銀イオン。洗濯時に、この銀イオンを衣類に吹きかけられるのが、シャープ「Ag+イオンコート全自動洗濯機・洗濯乾燥機」だ。
「最終すすぎの給水中に銀イオンを発生させ、すすぎ水に溶け込ませることで、臭いの原因となる雑菌から衣類を守ります。乾燥後も銀イオンは揮発・消失せず、効果が持続。清潔さを長く保てます」(同社)。
さらに銀イオン濃度が調節できる「Ag+イオンシャワーシステム」も開発。脱水時にも高濃度銀イオンのシャワーで衣類をコーティングすることで、「化繊や速乾スポーツ衣類など、吸水性や保水性の悪い衣類や、洗濯槽のカビ菌にも効果的」(同)という。
〔写真:診察券やクレジットカードから、ファミレスのメニュー、文房具まで「抗菌印刷」の新技術で、抗菌グッズの分野はぐんと広がりそうだ〕
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