2008年05月14日 更新

運転中に菓子口移し…死亡事故 あきれたドライブ男女逮捕

 青森県野辺地町で昨年12月、乗用車が歩行者をはね死亡させた事故をめぐり、青森地検は13日までに、助手席にいた20代の女が運転中の男に菓子を口移しし、前方を十分に確認していなかったのが原因として、自動車運転過失致死の疑いで会社員、大山浩美容疑者(47)=青森市筒井八ツ橋=を、重過失致死の疑いで女を逮捕した。

 県警は4月4日、自動車運転過失致死容疑で大山容疑者だけを書類送検。その後の調べで、大山容疑者が「助手席の女性は通行人」とうそをつくなどしていたことが判明、女の過失も大きいと地検が判断した。2人は知人としている。

 調べでは、両容疑者は昨年12月28日、町道で大山容疑者が運転中、女がチョコレートを口移ししたため、前方を歩いていた男性=当時(69)=に気付かずに衝突、死亡させた疑い。

 板倉宏・日大大学院教授(刑法)は、前方不注意の原因が菓子の口移しだった点について「滅多にあることではない」とした上で、女が重過失致死容疑で逮捕されたことに関して「こうあるべきです。運転中(の行為)で重大な過失ですから。ただ、最近の(飲酒運転など悪質な運転に対する)厳罰化の流れも影響していると思います」と話した。

 重過失致死罪は5年以下の懲役か禁固、または100万円以下の罰金。