2008年05月07日 更新

文化放送「死刑執行」テープ放送…賛同6割、批判2割

 AMラジオの文化放送(東京)は6日、報道特別番組「死刑執行」(前10・0)で実際に死刑が執行された瞬間が録音されたテープを放送した。同局によると放送終了後の午後2時までに、リスナーから賛否両論の反響計86件が寄せられた。

 テープは大阪拘置所が刑務官の教育や死刑囚の待遇改善を目的に昭和30年に作成。死刑囚が面会に来た姉に「もう泣かないで、笑って別れましょう」と語りかけたり、執行直前に刑務官からたばこをすすめられ談笑するやり取り、読経の中で床板が外れロープがきしむ音などが放送された。

 約55分間の番組では、冒頭に「死刑執行時の衝撃的な音声が放送されます」と説明。元刑務官や元検事のインタビューも紹介、死刑囚の氏名は伏せられた。

 計86件の反響のうち、番組内容への共感・賛同は約6割。「死刑について考える良い機会になった」「裁判員制度を前に意義は大きい」などと評価する意見があった。

 一方で「死刑囚の権利ばかり尊重されていると感じた」「一番重要な犯罪被害者の声がない。公平性に欠ける」など批判や注文も約2割あった。