2008年05月07日 更新

厳戒態勢の中、胡錦濤主席来日…中国国家元首10年ぶり

非公式夕食会に出席した中国の胡錦濤国家主席(左)と福田首相=6日夜、東京都千代田区(代表撮影)

非公式夕食会に出席した中国の胡錦濤国家主席(左)と福田首相=6日夜、東京都千代田区(代表撮影)

 胡主席は午後2時ごろ、羽田空港に到着。空港には高村正彦外相(66)が出迎えたほか、日本在住の華僑ら200人以上が赤い中国国旗を振りながら熱烈歓迎。胡主席は劉永清夫人とともに笑顔で手を振って応えた。

 中国国家元首の来日は10年ぶり。日程は10日までの5日間。来日初日から胡主席は“友好ムード”演出に駆け回った。午後6時過ぎからは中国の「国父」と慕われる孫文が通った東京・日比谷公園内のレストラン「松本楼」で、福田首相が主催する非公式夕食会に出席。福田首相が入り口で出迎え、笑顔で握手を交わした。

 その後、1972年の日中共同声明に署名した田中角栄元首相の長女、田中真紀子衆院議員(64)ら日中関係の発展に尽力した故人の家族らと都内で面会。当時外相だった大平正芳元首相の家族らも招かれた。

 都内では警察当局が最大6600人態勢の厳戒態勢で臨んだ。長野市での聖火リレーの際のような「小競り合いは絶対にさせない。抗議行動を胡主席が移動中に見聞きするだけで外交問題化する可能性がある」(警備担当者)と超ピリピリ。

 だが「松本楼」付近では胡主席到着前から、チベット問題に抗議する人々が集結して横断幕を掲げながら「フリーチベット!」と訴える動きが。警官隊が抑えようとしてもみ合いとなる一幕もあった。