2008年03月28日 更新

歌織被告は幻覚、幻聴を強調も…東京地裁は精神鑑定の再請求を却下

三橋歌織被告

三橋歌織被告

 東京都渋谷区の「夫バラバラ事件」で殺人と死体損壊・遺棄罪に問われた三橋歌織被告(33)の第12回公判が27日、東京地裁で開かれた。「犯行時は心神喪失」との精神鑑定の結果をめぐる被告人質問が行われ、河本雅也裁判長は検察側が請求していた再鑑定を却下した。

 薄手セーターとサンダルを桜色でそろえて入廷した被告。DV(家庭内暴力)を受けていた夫、祐輔さん=(30)=殺害時について検察側が「幻覚や意識障害より、憎さあまっての犯行では」と質問すると、「違います」と言い切った。

 裁判長が、犯行後に祐輔さんの父親に「迷惑をかけてごめん。祐輔」とのウソのメールを送信した理由を尋ねると、数十秒間沈黙。そして涙声で「(死亡した祐輔さんから)『毎日花を飾ると約束したのに一度もしていない。だったら何かしてよ』と話しかけられた」と主張。「その中で両親が心配していることを知り、彼の代わりにメールを送った」と幻覚、幻聴を強調した。

 また検察側の質問で、被告が離婚カウンセラーを目指し、探偵学校に通っていたことも判明。4月10日の次回公判で検察側が論告求刑、弁護側が最終弁論をして結審する。