2008年03月28日 更新

大物2人がガチンコ対決!シュワ知事がイーストウッドのクビ切った

 ターミネーターVsダーティーハリー!? 米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事(60)が、同州の小委員会理事を務めていた映画監督兼俳優、クリント・イーストウッド氏(77)を事実上解任したことが27日、分かった。知事が進める有料道路建設計画に反対したためだといい、「邪魔者だと思ったのかもしれないね」とイーストウッド氏。ハリウッドは大物2人のガチンコ対決に沸いている。

 未来からやってきた冷酷無比な殺人機械「ターミネーター」役を演じたシュワ知事と、サンフランシスコ市警きってのスゴ腕刑事「ダーティーハリー」役などで知られるイーストウッド氏。米映画界を代表する2人が、激突した。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(26日付電子版)の取材に対し、イーストウッド氏が不気味なセリフを吐いている。「邪魔者だったのかもしれないね」。一方の知事は取材拒否したという。

 バトルの舞台はカリフォルニア州。知事はこのほど、「州立公園・レクリエーション小委員会」の理事だったイーストウッド氏をクビにした。表向きの理由は、任期満了に伴い「後進に道を譲ってもらうため」。イーストウッド氏はシュワ知事就任前の2001年に理事に就任、04年にシュワ知事に再任されていた。

 シュワ知事の妻、マリア・シュライバーさん(52)の実兄で同委員会座長のボビー・シュライバー氏(53)も、同時に解任された。

 「ボビーと話して、2人で笑ったんだ。『君は(シュワ知事の)義兄なのに!』と言ったら、『あなただって(シュワ知事の)友人で長年、相談相手になってきたじゃないですか』ってね」とイーストウッド氏。

 同氏は、知事が関与している有料道路建設計画について反対の意志を直接伝えていたという。道路が州立公園の1つを貫くことになるからだ。どうもこのことが知事のゴキゲンを損ねたらしい。

 「(事実上の解任劇について)知事は後で電話で謝ってくれた。だから『気にしなくていいよ』と言ってあげたよ。私は大人。子供じゃない。変な感情は持っていない」。冷静な対応をみせるイーストウッド氏は、いまも知事は「親友」だと強調している。

 だが、ターミネーターVsダーティーハリーは、ハリウッド関係者にとってまさに“頂上対決”の構図。2人が激突の末にド派手な「エンドマーク」を迎えないか、興味津々で見守っている。

★03年知事選で対決もあった!?

 イーストウッド氏はシュワ知事と同様、共和党員。1986年4月から約2年間、カリフォルニア州中部の高級保養地、カーメル市の市長を務めたことがある。選挙時に掲げた公約は経済開発と観光客誘致だった。05年4月、石原慎太郎東京都知事(75)を表敬訪問した際には、市長時代を「とても楽しかった」と振り返っている。

 実はシュワ知事が当選した2003年8月の同州知事選で、イーストウッド氏に対しても多くの人から出馬の誘いがあったことをその約2カ月後に自ら明かしている。当時2人の対決が実現していれば、果たしてどんな結末になったのか…。