2008年03月21日 更新

三浦元社長のロス移送めぐり、ジミー佐古田氏ら日本側と初協議

 1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で、当時捜査を担当していたジミー佐古田(72)、ルイス伊藤(77)の両氏が、元会社社長、三浦和義容疑者(60)=日本では無罪確定=のサイパンでの逮捕を受け事件の捜査担当として復帰していたことが19日、分かった。ロサンゼルス郡検察が明らかにした。

 両氏は20日、東京・霞が関の法務・検察庁舎で法務省の担当者らと面会、協議を行った。事件に関する捜査協力をめぐっては今月初め、米司法省から法務省に非公式な打診があったが、対面での協議は初めて。郡検察は元社長のロス移送をめぐる攻防が長引く中、日本側から全面協力を得たい意向だ。

 佐古田氏はロス市警アジア特捜隊長、ロス郡検察首席捜査官を務めた。伊藤氏は88年の元社長に対する殺人、共謀の両容疑での逮捕状作成などにかかわった。

★三浦元社長の逮捕「人権上問題だ」…都内で支援集会

 1981年のロス銃撃事件をめぐり、サイパンで逮捕された三浦和義元社長の支援者らが20日、都内で集会を開き「日本で無罪が確定した人を逮捕することは人権上問題だ」と即時釈放を訴えた。元社長の以前からの支援者や人権団体関係者ら約50人が参加。講演した新倉修青山学院大大学院教授(刑事法)は「判決が確定した人を再び罪に問わない一事不再理の原則は、国際法上でも同様だ」と強調した。

 意見交換では「最高裁判決がひっくり返されていいのか」「事件から20年以上たった状況で、きちんとした裁判が行われるのか」など、元社長の訴追に反対する声が相次いだ。