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NHK秘密兵器30キロ超望遠カメラだ! (2/2ページ)

2011.3.19 05:04
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 まるで滝のように、使用済み核燃料プールへ水が放たれる。全国民がかたずをのんで見守った映像は、NHKが誇る高性能カメラシステムで撮影されていた。

 同システムは2000年に、NHKが天文観測や災害撮影用として昭和機械製作所、テクニカに開発を依頼。コンピューターによってスムーズな操作ができる上に、撮影困難な遠くて暗い被写体を鮮明に映し出すスーパーカメラとして02年に完成した。

 現在、世界に3台しかなく、そのすべてをNHKが保有。価格は1台3000万円で、最大1250倍のズームを備え、100キロ離れた地点までの撮影が可能という優れものだ。製作関係者によると、縦横3ミリ程度の新聞文字が、200メートル離れた地点から撮影できるという。

 これまで、同システムは03年8月、火星が地球に約5575万0006キロの距離にまで最接近した際に使用。月明かりを頼りに歴史的瞬間を捕らえ、NHKの番組でその映像が披露された。

 この日の放水では、原発から30キロが屋内待避圏内となり、満を持して同システムが登場。原発から西に約32キロ離れた場所から、東京消防庁や自衛隊による作業を見事に撮影してみせた。

 NHKは放水の映像について「取材方法についてはお答えできません」としたが、製作関係者は「撮影したのは、このカメラで間違いないです。災害現場で使われたのは初めてだと思います」と明かした。放水は今後も継続される可能性があり、秘密兵器が再び“活躍”しそうだ。

★このカメラを使うと…

 東京・墨田区に建設中の東京スカイツリーの展望台からなら、首都圏内をほぼ網羅して撮影できる。最長距離の100キロ圏内では千葉・犬吠埼の灯台から、富士山頂近くまで撮影が可能だ。また、放水映像と同じ30キロ圏内では千葉・中山競馬場と、府中の東京競馬場のレース結果が確認できる優れものだ。

(紙面から)



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