中国衛生省は13日、有機化合物メラミンに汚染された粉ミルクを飲んだ乳幼児が腎臓結石などにかかった問題で、国内各地から報告のあった患者数が432人に上り、河北省当局が石家荘市のメーカー三鹿集団の生産停止を決めたと発表した。乳児1人が死亡したとの報道もある。
原料の牛乳に含まれるタンパク質の量を増やすため、違法にメラミンが混入されていたという。河北省当局者は同日、メラミン混入の容疑者19人を警察が拘束したことを明らかにした。
この問題では当局やメーカーに早くから通報があり、インターネット上などで「公表が遅れた理由を明確にすべきだ」と批判が広がっている。
中国では北京五輪開幕前、共産党宣伝部が国内メディアに中国のイメージダウンにつながる報道をしないよう指示しており、公表遅れは「五輪が影響しているのではないか」(中国紙記者)との指摘も出ている。