「まったく問題ないと思っている」。26日、秘書官の自宅を事務所として経費を計上していたことが判明した太田誠一農相は農林水産省で記者会見。終始、硬い表情で質問に答えた。
閣議後の午前11時。60−70人の報道陣であふれた記者会見室に入った太田農相は、カメラのフラッシュを次々に浴びると視線が泳ぎ、落ち着かない様子。約30分間の会見は事務所費に対する質問に集中したが、「透明性は確保されている」「これまでずっと公開してきた」と反論を繰り返した。
雇っていた非常勤職員の人数や、秘書官の自宅を事務所として経費を計上し始めた時期について問われると「正確には覚えていない」などと、あいまいな答えばかり。
淡々とした口調で応じていたが、会見の最後、報道陣から辞任の意思の有無を尋ねられると、語気を荒らげた。「そういう質問は理解できない」と言い残し、会見場を後にした。