牛丼店「吉野家」に約12時間居座り、15品を無銭飲食したとして、岐阜県警は24日までに、住所不定、無職の堀口保容疑者(59)を詐欺の現行犯で逮捕した。
岐阜羽島署の調べでは23日午前2時ごろ、同県岐南町の「吉野家名岐岐南町店」に入店すると、牛丼並盛り(380円)を手始めに豚丼大盛り(430円)を注文。朝には牛鮭定食(530円)、大混雑の昼には牛焼肉定食(580円)を平らげた。
堀口容疑者は白のポロシャツに薄紫色のズボン姿。半日の飲食にも「清潔感があり、信用して注文に応じた」という店員だが、混雑が一段落した午後2時ごろ、精算を求めると「お金はない」と答えたため110番通報。駆けつけた同署員が調べると、所持金わずか7円で、みそ汁や漬物などを含め、計2810円をタダ食いしていた。
住所不定の堀口容疑者だが、同署によると犯行の2、3日前に岐阜から約70キロの三重県津市を徒歩で出発。途中銭湯などを利用しながら、同店に流れ着いたという。「腹が減って仕方なかった」とも供述している。