17日に行われた北京五輪の女子マラソンで、中国中央テレビが国内向けの中継で、政府に不都合な突発事態が発生した場合に放映しないようにするため、5秒間遅らせる「時差放送」をしていたことが同日、分かった。
当局は沿道に多数の警官を配備して警戒に当たっていたが、チベット問題で「フリー・チベット(チベットに自由を)」と叫ぶなどの対中批判的な政治行動が起きることを懸念しての措置。
中央テレビでは、同日午前7時半(日本時間同8時半)に始まったマラソンをスタートから中継したが、すべて5秒間遅らせて放送した。一方、国家体育場(愛称・鳥の巣)内の記者席などでは、外国メディアの目を意識してか、時差をつけずに生中継を行った。