放射性物質のトリチウムを使った光る携帯電話ストラップを無届けで販売したとして、警視庁生活環境課は17日、放射線障害防止法違反の疑いで、いずれも広島市佐伯区吉見園の無職下嵜一郎(40)、会社員藤井協子(45)両容疑者を逮捕した。
トリチウムはベータ線を放出し、蛍光塗料と一緒に使うと長期間にわたり発光する。2人は「10年以上光るストラップ」として、「携帯マーカー」の商品名で販売。ストラップ1個当たり規定量の約26倍のトリチウムが使われていたが、すべてが飛散しても、直ちに人体に大きな影響は出ないレベルだという。
生活環境課は2人が今年3月までの3年半で、インターネットで全国の約2600人に約5500個販売し、約1700万円の売り上げがあったとみている。
調べでは、2人は今年2月、トリチウムが入ったガラス管をストラップに加工し、ネットを通じて無届けで千葉県と東京都の男性2人に1個5000−6500円で販売した疑い。
トリチウムは英国から輸入したという。