「気に入らないなら職を変えてくれ!」。大阪府庁で開かれた12日の朝礼で、8月から職員の給与を16〜4%カットする府の財政再建策に猛反発する男性職員に対し、橋下徹知事(38)がやり返す一幕があった。
府秘書室によると、朝礼は46歳以上の課長補佐級職員が対象で、約140人が任意で参加。非公開で行われた質疑応答で、男性職員の1人が給与カットを批判し「職場の士気は下がっている。職員はあきらめている。知事は人として尊敬できない。公務員は兼業を禁止されているが、知事はテレビに出演している」とまくし立てた。
これに対し橋下知事は公務以外の番組出演は断っていると反論。職員の発言に「民間では考えられない物言い。ここは団体交渉の場ではない。上司として、その言い方に注意する。私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」と厳しい言葉を投げ付けたという。
5日の財政再建策の発表後、初めての朝礼。終了後、記者団に「職員の生活に影響があると思うが僕は府民の代表。府民に軸足を置く」と述べ、給与削減方針に変わりがないことを強調した。
このバトルについて、インターネットなどに掲載された報道で知った府民らから、府に電話で59件の意見が寄せられた。「職員の口の聞き方がなっとらん」「『職を変えろ』はその通りだ」などとする知事賛成派が44件、「パワハラみたいな知事の発言は止めた方がいい」などの職員派が8件、「どっちもどっち」が7件。知事の“支持率”は約75%と圧倒的だった。