2018.5.9 12:00

【ラグビーコラム】7人制女子、世界の進化に追いつけ! 「太陽生命シリーズ」で見えた地殻変動

【ラグビーコラム】

7人制女子、世界の進化に追いつけ! 「太陽生命シリーズ」で見えた地殻変動

特集:
ノーサイドの精神
2016年のリオデジャネイロ五輪7人制ラグビーに出場した中村知春。英国戦では果敢にアタックした

2016年のリオデジャネイロ五輪7人制ラグビーに出場した中村知春。英国戦では果敢にアタックした【拡大】

 【ノーサイドの精神】7人制女子のサーキット大会「太陽生命ウイメンズシリーズ」第1戦東京大会が4月29、30日に秩父宮ラグビー場で行われた。決勝は日体大と追手門学院大という大学チームの顔合わせ。26-10で日体大が勝ち、昨年逃した年間総合優勝へ好スタートを切った。

 この大会は東京のほかに5月に秋田、9月に静岡・裾野、10月に三重・鈴鹿で計4大会を行い、各大会で優勝を争うほか、順位のポイントで年間総合優勝を争う。追手門学院大はこれまで優勝の常連だったアルカス熊谷を準決勝で12-0と破り、2016年の秋田大会以来となる決勝進出。“地殻変動”を感じさせる2日間だった。

 2016年のリオデジャネイロ五輪でラグビー7人制が正式競技になり、世間にも女子セブンズが認知された。長く日本代表主将として引っ張る中村知春(30)=アルカス熊谷=は「女子ラグビーの伸びしろはすごく大きい。4年前と今では全然違っています」と実感する。

 日本代表が参加しているワールドシリーズは3戦を終えて、1月のシドニー大会での12チーム中11位が最高成績。「世界の進化も速い。それに置いていかれないようにしないと」と中村は言う。

 「太陽生命ウイメンズシリーズ」では来年から、高校生の出場ができなくなる。関係者によれば「外国人選手も増え、安全面での懸念が大きくなった」ということ。実際、大会での高校生の選手の負傷も増加しているという。かつてはハイティーンでも対抗できたものができなくなった。こういったところも“伸びしろ”の一つといえるのだろう。

 今年7月の7人制W杯(サンフランシスコ)では、初戦の相手がフランスに決まった。そして再来年には東京五輪が控える。若い力の台頭が、サクラセブンズの力を引き上げるのは間違いない。「太陽生命シリーズ」でさらに向上したパフォーマンスが見られることを期待したい。

田中 浩(たなか・ひろし)

「田中 浩」イメージ画像1983年入社。ラグビーブーム全盛期に担当を約10年、その後デジタルメディア、ボクシング担当、アマ野球担当などを経て2008年から運動部一般スポーツ担当デスクを務め、14年秋に二十数年ぶりにラグビー取材の現場に復帰。秩父宮ラグビー場でトライ(高校都大会決勝)と東京ドームでヒット(スポーツ紙対抗野球)の両方を経験したのがプチ自慢の57歳。

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