2017.10.4 12:00(2/2ページ)

【ラグビーコラム】日本代表とサンウルブズの“一本化”が加速 一部で不安の声も2019年W杯へ進むしかない

【ラグビーコラム】

日本代表とサンウルブズの“一本化”が加速 一部で不安の声も2019年W杯へ進むしかない

特集:
ノーサイドの精神
ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ 

ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ 【拡大】

 サンウルブズを運営するジャパンエスアールの渡瀬裕司CEO(54)は、来季のチーム編成について「40から45人くらいで戦うことになる」と説明したが、この人数はトップリーグ1チームの保有選手とほぼ同じだ。来季のSRレギュラーシーズンの16試合、6月の日本代表戦を戦い抜くことは、選手への負担などの面で大きなチャレンジになる。

 その一方で過去2シーズンのSR参戦は、間違いなく日本選手を成長させてきた。SO田村優(28)、HO庭井祐輔(25)=ともにキヤノン=らが国際試合で高いパフォーマンスを見せることができたのは日本代表での成長、経験だけのおかげではない。

 ジョセフHCがよく使う例えがある。「SRはマラソンで、代表は短距離走のようなものだ」。長丁場のシーズンを戦い抜くSRと、短期間に濃密なテストマッチを集中的に行う代表とは、コンディショニングなどで全く異なるプランニングが必要だ。来季のジョセフ・ジャパンは、マラソンをしながら6月には100メートル走にも挑むことになる。

 エディー・ジョーンズHCが率いた2015年W杯までは、長期の代表合宿で選手を鍛え上げることができた。だが、2年を切った19年W杯までの強化計画では、前回のような拘束は難しい。その代替案になるのがサンウルブズをより一層、代表強化に活用することだ。決して容易ではない挑戦だが、マラソン&100メートルダッシュを機能させながら、前に進むしかない。

吉田 宏(よしだ・ひろし)

「吉田 宏」イメージ画像元号が平成に変わった年に入社して、1995年ラグビーW杯後からサッカー、野球担当を挟みながら現担当。“軟式ラグビー(自称)”出身で、こちらも自称の江戸川キャップ2を誇る。99年W杯の報道陣による南北半球決戦・プレスマッチで、なぜか南半球の一員で世界制覇を果たして現役を引退してからは、書き手専門で楕円(だえん)球を追う毎日。

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