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【二十歳のころ 吉田義人氏(2)】世界目指す転機になったイアンのタックル

【二十歳のころ 吉田義人氏(2)】

世界目指す転機になったイアンのタックル

特集:
二十歳のころ

 絶好のトライチャンスが訪れた。フルバックの向井(昭吾、元東芝)先輩の好パスで、僕がイアンをずらして裏に出ることができた。あとはコーナーフラッグめがけて一直線。それまでの僕だったら全部トライにしていたシーンだ。「もらった!」と確信したよ。でも、突然自分の体が崩れて倒れた。

 いまなら日本でも当たり前のプレーだけど、アンクル(足首)タックルだった。体へのタックルが追いつかないとき、選手のかかとを手のひらや拳で払うようにするタックルだ。タックルというより、相手のバランスを崩して転ばせる。当時、日本でこのタックルをできる選手はいなかった。僕もラグビー人生で初めて受けたんだ。

 あれは衝撃だったな。19歳のときに「ああ、これが世界だな」と感じさせられた。試合も12-23で敗れ、自信満々だった自分にまだまだ足りないところがあると分かった。あのタックルのおかげで、絶対に世界を目指そうと決意した。国内だけでは駄目だと。日本代表になってW杯で活躍して、世界選抜に入りたいと本気で思った。

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