2017.8.17 11:30

【乾坤一筆】TLは創設時の12チームに戻すべし

【乾坤一筆】

TLは創設時の12チームに戻すべし

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆

 ラグビーのトップリーグ(TL)は18日、15シーズン目の開幕を迎える。今季は16チームを赤白の2組に分け、同じ組とは総当たり、別組の8チーム中6チームと交流試合という形で対戦。各組勝ち点上位の2チームずつ、計4チームが優勝決定トーナメント兼日本選手権に進出するという少々変則的な方式だ。

 昨季は16チーム総当たりの15試合を行った後、優勝チームが大学選手権王者との日本選手権を一発勝負で争った。今季はリーグ戦13試合+順位決定トーナメント2試合の計15試合。開幕日はまだ夏真っ盛りの8月中旬と1週間早まった。

 こうなったのも、毎年2月下旬に開幕するスーパーラグビー(SR)への準備期間を少しでも多くとるためだ。日本で開催される2019年W杯での日本代表の8強入りという大命題に向けて、サンウルブズが参戦して来年で3年目。準備期間を確保するために、“天下の大暴論”ともいえそうな提案をしたい。

 TLが創設された03年度から3シーズンは12チームで行われていた。チーム数をそれに戻してはどうか。16チームまで拡大した現在、「TLのレベルに達していない選手でも試合に出さざるをえない状況」と選手層の薄さを指摘する関係者もいる。SR自体、チーム拡大でレベルが下がり、来年は2チームが削減される。

 さらにニュージーランド、豪州、南アフリカ、アルゼンチンが参加する南半球4カ国対抗「ラグビー・チャンピオンシップ」への日本の参戦を促す国際的な声もあり、もし実現すればトップ選手の健康管理の問題も出てきて、試合数減は切実な問題となる。

 「熱しやすく冷めやすい日本の国民性もあり、19年W杯が終われば“TL再編”の機運も漂うのではないか」とはある識者の声だ。“ポスト2019”を考えると、12チーム案もまんざらではないと思うが、さて。

田中 浩(たなか・ひろし)

 1983年入社。ラグビーブーム全盛期に担当を約10年、その後デジタルメディア、ボクシング担当、アマ野球担当などを経て2008年から運動部一般スポーツ担当デスクを務め、14年秋に二十数年ぶりにラグビー取材の現場に復帰。秩父宮ラグビー場でトライ(高校都大会決勝)と東京ドームでヒット(スポーツ紙対抗野球)の両方を経験したのがプチ自慢の56歳。

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