2017.7.19 12:00

【ラグビーコラム】LO谷田部が日本代表とサンウルブズで大活躍 6週間連続出場で「普通じゃない体験ができた」

【ラグビーコラム】

LO谷田部が日本代表とサンウルブズで大活躍 6週間連続出場で「普通じゃない体験ができた」

特集:
ノーサイドの精神
パナソニック・谷田部洸太郎 

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 【ノーサイドの精神】スーパーラグビー・サンウルブズの参戦2年目のシーズンが終わった。ライオンズ(南アフリカ)に記録的な大敗(7-94)を喫するなど、がっかりさせたこともあったが、7月15日のホーム秩父宮での最終戦では、ブルース(ニュージーランド)相手に48-21の快勝。終わりよければ…と脳天気にはしゃぐわけにはいかないが、ともかく2勝目を挙げて昨年の成績(1勝1分け13敗)を上回ったのはよかった。

 終盤、大奮戦した選手がいる。LO谷田部洸太郎(パナソニック)だ。6月10日の日本代表・ルーマニア戦から6週間連続で出場。そのうち5試合にフル出場した。

 今季、サンウルブズはシーズンを通して招集したLO9人のうち、7人が負傷で離脱。本来FLのヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)をLOに起用して、何とか回してきた。

 LOはチーム一の大型選手が務めるポジションで、コンタクトプレーの中心となる、いわばチームのエンジン。試合での消耗度は大きいだけに、「正直、しんどいときもあった」と谷田部は振り返る。6月24日のアイルランド代表戦が終わったその夜、疲れた体にムチを打って南アフリカに向かう飛行機でサンウルブズの遠征に旅立ったときが、最もしんどかったという。6週間連続出場したうちの4試合に、谷田部4番、ウヴェ5番で先発。「2人でここまでやってこられたのはよかった」と、絆が深まった様子だ。

 「LOに離脱者が次々と出てきたときには、正直“何やってるんだ”と思ったこともありましたが、『選ばれることはあたりまえのことではない』と自分にいい聞かせました。普通じゃない体験ができたことは、これからのことを考えてもよかったと思います」

 今月29日に31歳となるベテランはポジティブに語った。2014年度にはトップリーグ(TL)でのタックル成功率90・8%をマークし、“ベストタックラー”で表彰された。妻の由美恵さん(30)、1歳4カ月の長男・太陽くんのよき夫、よきパパ。遠征続きで家にいる時間は少なかったが、ようやくやってきたオフに「箱根の温泉に行きます」と家族サービスの時間もできた。

 リフレッシュした後はパナソニックに戻り、8月18日開幕のTLに備える。さらに豪州、フランスなどと対戦する11月の日本代表へ。そして来年のサンウルブズへ。谷田部が必要となる舞台は、まだ続く。

田中 浩(たなか・ひろし)

「田中 浩」イメージ画像1983年入社。ラグビーブーム全盛期に担当を約10年、その後デジタルメディア、ボクシング担当、アマ野球担当などを経て2008年から運動部一般スポーツ担当デスクを務め、14年秋に二十数年ぶりにラグビー取材の現場に復帰した。秩父宮ラグビー場でトライ(高校都大会決勝)と東京ドームでヒット(スポーツ紙対抗野球)の両方を経験したのがプチ自慢の56歳。

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