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【ラグビーコラム】来日が決まったオールブラックスの強い思惑 「われわれはジョセフをお貸ししている」

【ラグビーコラム】

来日が決まったオールブラックスの強い思惑 「われわれはジョセフをお貸ししている」

特集:
ノーサイドの精神
17日に行われた日本-ニュージーランドの記者発表に出席した(左から)日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ、ニュージーランド協会のスティーブ・チューCEO、日本協会の岡村正回超

17日に行われた日本-ニュージーランドの記者発表に出席した(左から)日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ、ニュージーランド協会のスティーブ・チューCEO、日本協会の岡村正回超【拡大】

 【ノーサイドの精神】来年、ニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」が日本にやってくる。来日は2013年11月以来5年ぶり、3度目(ほかに豪州とのブレディスロー杯で09年に来日)。日本とは6度目の対戦となり、過去はNZの5戦全勝だ。

 今月17日午後に行われた発表会見は異例ずくめだった。会見をするという連絡が日本協会から流れてきたのは当日の昼前。会場は帝国ホテル。NZ側の出席者にビル・イングリッシュ首相の名もあった。試合は来年11月3日。今のところ会場は未定だ。

 この来日や会見には、NZ側の強い思惑があった。19年W杯は前人未到の3連覇を狙う大会。開催国のさまざまな事情を探っておきたいというのが来日の大きな理由だろう。会見も、首相滞日中にどうしてもやりたいというNZ側の意向だった。

 さらに、関係者によると、NZ側は試合会場として、9月20日の開幕戦会場の味の素スタジアム(東京・調布市)か、11月2日の決勝会場である日産スタジアム(横浜市)を「強く要望」したという。完全にW杯のシミュレーションとして位置づけている。

 世界ランキング1位に君臨し続けるラグビー王国。そのプライドは会見に出席したNZ協会のスティーブ・チュー最高経営責任者(CEO)の言葉のはしばしにうかがわれた。

 「日本はスーパーラグビーでしっかり強化をしてほしい」

 「われわれは(日本代表のヘッドコーチ)ジェイミー・ジョセフをお貸ししている」

 これを王国の矜持(きょうじ)ととるか、傲慢さの表れととるかはそれぞれだと思うが、根幹には1995年のW杯南アフリカ大会で、日本がNZにW杯史上最多失点となる17-145で大敗した「ブルームフォンテーンの惨劇」もあると思う。

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