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【ラグビーコラム】東福岡の大会最多得点で気付かされたPGの価値

【ラグビーコラム】

東福岡の大会最多得点で気付かされたPGの価値

特集:
ノーサイドの精神
1試合の大会最多得点を更新する139得点で大勝した東福岡フィフティーン

1試合の大会最多得点を更新する139得点で大勝した東福岡フィフティーン【拡大】

 【ノーサイドの精神】

 全国高校大会の取材で花園に来ている。大会も終盤に入り、優勝争いは佳境に入った。

 4強に残った優勝候補筆頭の東福岡は、初戦の2回戦(12月30日)で浜松工相手に139-0という、大会最多得点記録をマークした。従来の佐賀工137-0砺波(2000年度2回戦)を2点上回った。得点内訳が20トライ18ゴール1PG。3分に1度ずつトライを決めた計算になる。

 この大会での100点ゲームはこれが19試合目。これらはすべて、トライの得点が4点から5点に変わった1992年以降に記録されたものだ。トライ4点時代の最多得点は、歴代50番目にようやく登場する。第54回大会(1974年度)で大分舞鶴が石巻工相手に記録した82-0で、内訳は13トライ12ゴール2PG。当時は今のような攻撃側に有利なルールではなかったので、おそらく観戦した人に恐ろしくすさまじい印象を与えたことだろう。筆者もこの試合は、さすがに見ていない。これを更新したのが第75回大会(1995年度)1回戦。作新学院89-0米子工まで21年間、破られなかった。

 今大会の東福岡の場合は、佐賀工の記録に1点差に迫ったノーサイド直前のPGを決めて更新した。試合前のブリーフィングでレフェリーから記録のことを聞かされていたLO箸本主将が、迷わずPGを選択し、新記録を達成した。

 ラグビーの歴史を振り返ると、原初、トライには得点がなく、与えられたのはゴールキックを狙う権利。そのために「Try」(試す)という呼び方になった。ラグビーがフットボールであることが色濃く反映されていた時代だったが、そこから2点→3点→4点→5点と今のような形になってきた。

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