髪を振り乱して疾走するのがトレードマークだ。ラグビーのトップリーグで、サントリーの新人ロック真壁伸弥(仙台市出身、22歳)が突進すると観客席がわく。開幕から全6試合に先発出場し、試合ごとの最優秀選手に2度選出。日本代表候補にも選ばれ、飛躍のシーズンを迎えている。
トヨタ自動車との無敗対決(17日・秩父宮)では、2点リードの前半31分にゴール前に突進。タックルに来た相手選手を手ではねのけ、さらに2人を振り切って豪快なトライを挙げた。
チームはこれで流れをつかみ、60−15で完勝。192センチの長身(体重115キロ)を生かし空中戦でも活躍した。だが本人は「トップリーグはレベルが高い。運動量を武器にレギュラー定着が目標」と控えめだ。
真壁は宮城・仙台工高でラグビーを始めた。勧誘された際に行ったタッチフットボールが面白くて「これがラグビーかと勘違いして入部した」という。花園での全国大会出場はないが、進学した中大で日本協会に選抜されてニュージーランドに派遣された経験も持つ。
2季ぶりの優勝を目指すサントリーに新風を吹き込む真壁。代表候補に抜擢(ばってき)したカーワン日本代表ヘッドコーチも「エネルギッシュな選手。新人なのに目立つね」と期待している。