大学選手権1回戦で早大に敗れてシーズンを終えた昨季からの巻き返しをめざす名門には、27人の新戦力が集まった。U−20日本代表の巨漢PR稲垣啓太(新潟工)、高校日本代表のCTB鶴谷知憲(青森北)、攻撃のコースどりのうまさが光るNO.8安井健太(常翔学園)ら好素材がそろう中で、異彩を放つのがWTBの佐々木渉太(横浜修悠館)だ。
「ただ高校に行くのはつまらない。親にも負担をかけたくなかった」と中卒後に自衛隊に入隊。教練と同時に通信科で授業を受けられる同高でラグビー部に所属したが、楕円球に魅了され自衛官の道を断念して関東学院大に入学した。
NO.8からWTBに転向したばかりだが、桜井勝則監督は「自衛隊で鍛えた強さがあるし、スピードも生かせる」と50メートル6秒2の俊足に期待。自衛隊仕込みの根性と体力で、レギュラー獲りに挑戦する。(吉田宏)