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御所工・実、粘りで聖地沸かす/高校ラグビー

2009.1.8 10:00
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 全国高校ラグビー最終日(7日、花園ラグビー場)御所工・御所実(奈良)は常翔啓光学園(大阪第1)に15−24で敗れ、初優勝はならなかった。

 「やられました。まだまだ勉強不足です…」

 高校日本代表SO吉井耕平(3年)は唇をかんだ。前半は自身のパスがインターセプトされてトライを奪われるなど3−19と一方的な展開。だが後半は同8分、23分にトライを奪うと9点ビハインドの同26分にはパントキックを右サイドで好捕したNO・8中川嘉倫(3年)がインゴールへ…。惜しくもキャッチ前にボールがタッチラインを越えたという判定で、幻のトライに終わったが、意地の粘りで聖地を沸かせた。

 平均身長1メートル70は参加校中下から4番目だが、体格差を苦にしないラグビーを構築してきた。「1人で3、4人の仕事をする」を合言葉に組織力を重視。夏以降は約30試合を消化して連携を強化した。毎日の10メートルシャトルランや足の可動域を広げるための陸上トレを導入。「知らない人はラグビー部とは思わない」と中瀬古部長(34)が笑うほど練習にも工夫を凝らした。春の選抜準優勝と5大会ぶりの花園での快進撃。どちらも常翔啓光学園に頂点を阻まれたが、小兵軍団でも全国に通用する道を示した。

 「100%でみんなやってくれた。本当にお疲れさましかないですね」。就任20年目の竹田寛行監督(48)は胸を張った。今春、校名から「工業」が消えて「実業」になる。部員3人から始まっただ円球の物語は、偉大な業績とともに第2章へと引き継がれる。(恵濃大輔)


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