2007年01月06日 更新
東海大仰星が6分間で4Tの猛攻!公式戦24連勝で決勝へ

東海大仰星FB宮田(中)は後半、ディフェンスを引きずりながら突進した
全国高校ラグビー第6日(5日、花園ラグビー場)7年ぶり2度目の優勝を狙う東海大仰星(大阪第2)は、昨年準Vの桐蔭学園(神奈川)を6Tの猛攻で圧倒。代役で先発初出場したWTB畑中康佑(2年)が2Tを決めるなど40−13で公式戦24連勝。7日の決勝で東福岡(福岡)と対戦する。
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松葉杖姿で見守る先輩の願いが、WTB畑中の背中を押した。後半16分から22分までに連続4トライの、その最後を畑中が決めたのがその象徴だった。前半16分に花園初トライを決めていたとはいえ、準々決勝(対長崎北)で右足首を脱臼骨折した北野雄大(3年)の代役。2トライ目は公式戦24連勝、決勝進出を完全に掌中にするものになった。
「“自分のプレーを思い切ってやれ”といわれていました。北野さんのために頑張ろうと…。終わったあとに“ナイストライ”といってもらえたので、よかったです」

東海大仰星のWTB畑中はパスを受け、独走して左中間にトライを決めた(撮影・浜坂達朗)
2年生の畑中にとって、同ポジションの北野は、BKの動き方について何度も話し合ってきた先輩。この日は、北野が着用していた紺のアームバンドを右腕にはめてピッチに立った。
頂点を目前に骨折に見舞われたが、「北野に背番号を」と3年生が要望し、背番号22でベンチ入り。前日のミーティングで「北野を決勝で1分でもグラウンドに立たせて優勝しよう」と主将のHO緑川昌樹(3年)が叫ぶと、部員のほおに涙が伝った。80年代に一世を風靡したTVドラマ「スクールウォーズ」を思わせる友情で、7年ぶりの全国制覇、そして春冬連覇へあと1勝だ。
汗を流したみんなが、喜びの涙で25連勝のフィナーレを飾るつもりだ。
(周伝進之亮)
■データBox
●…東海大仰星は7大会ぶり2度目の決勝進出。前回進出の99年度大会は、埼工大深谷(現正智深谷)に31−7で勝ち、初優勝を飾っている。
●…これで公式戦24連勝。この中で、昨年4月の全国選抜大会決勝で今回の決勝で激突する東福岡と対戦し、31−15で勝っている。
●…関西勢の決勝進出は12大会連続。関西勢は98年度大会から、啓光学園、東海大仰星、伏見工、啓光学園、啓光学園、啓光学園、啓光学園、伏見工と8連覇中。
★桐蔭学園、2大会連続の決勝逃す…仲宗根来年こそ「父子の夢」
桐蔭学園は善戦したが及ばず、準優勝した前回に続く2大会連続の決勝進出を逃した。前半はハイパントを効果的に駆使。しかし、8−14の後半16分にトライを奪われると、明らかに集中力を失い、18、20、22分と立て続けにトライを許して、一気に突き放された。大工大高時代に準優勝の父・弘明さん(44)が見守る中で、CTB仲宗根健太(2年)は「来年に向けて徹底して練習して、またここに来たい」と“父子の夢”を来年果たすことを誓った。









◆桐蔭学園・藤原秀之監督
「昨年は負けた次の日からスタートしてよくここまで伸びてくれた。(相手は)ものすごいアタック能力。これほどのチームは東日本にはなかった」