2006年12月31日 更新

第86回全国高校ラグビー大会

女子日本代表の声援実った!大工大高、43点圧勝劇!

 全国高校ラグビー第3日(30日、花園ラグビー場)大工大高(大阪第1)のラグビー部にはラグビー女子日本代表の加藤慶子(3年)も所属。CTBとWTBをこなすスーパー女子高生は今年4月からラグビー部に入部し、夏合宿や豪州遠征など男子部員と同じメニューを消化してきた。

 「中学から高校に上がってスピードの違いに恐怖心があった。大工大高で練習したら何か変わるかもと思って」。現在は来春の早大スポーツ科学部入学を目指して猛勉強中で練習にも参加できていないが、「みんな努力してきたのが実るのが分かるんで」と気持ちは一つだ。東京農大二高戦はスタンドから観戦。7日まで花園に通い続けるつもりだ。

★逆転○も動きに硬さ…大阪桐蔭

 大阪桐蔭(大阪第3)はミスから流経大柏(千葉)に一度は逆転を許す苦しい展開。綾部正史監督が「うちのラグビーがまったくできなかった」と言う通り、硬さが目立った。

 前々回まで4連覇の啓光学園を破って手に入れた代表の座。その啓光の選手たちがスタンドから見守る中、NO・8四至本侑城(3年)は「啓光の分もとガチガチになってしまった」と言う。それでも12−12の後半4分に四至本のトライで勝ち越し、リズムをつかんだ。綾部監督は「次は修正していきたい」と厳しい表情だった。

★頼れる主将大島、勢いづけ先制T…京都成章

 京都成章(京都)が八幡工(滋賀)との隣県対決を43−5で制した。前半4分、主将で高校日本代表のSH大島脩平(3年)が先制トライを決めて勢いづいた。湯浅泰正監督は「思ったよりリラックスしていて頼もしい限り」と主将を褒めた。

 前回覇者の伏見工を府大会決勝で破り、2大会ぶりの花園。過去ベスト16が最高だが、大島は「京都は伏見工だけじゃないというのを見せたい」と意気込んだ。

★Aシードの貫禄、天理相手に猛攻…東福岡

 東福岡(福岡)は、天理(奈良)相手に62点を奪う猛攻でAシードの貫禄を見せつけた。谷崎重幸監督は「油断しないようにと言い聞かせてきた。(福岡大会決勝から)ずっと試合をしてなかったので、飢えていた」と話し、初戦を無事乗り切って満足そう。悲願の初優勝に向けて調子は上向き。「一戦一戦、戦っていくだけ」と話した。

★FL柴田、千金2T…秋田

 秋田(秋田)のFL柴田翼(3年)が、相手のキックをチャージしてのトライを2度も成功させた。前半20分の先制と、7−12で迎えた後半13分の同点トライ。試合前にビデオで萩工の動きを研究し「狙ってはいましたが(ボールが)当たったのはたまたまです。型にはまりました」と勝利に大きく貢献した2トライに、会心の笑みを浮かべた。

★相手FWに苦戦、辛勝、笑顔なし…国学院久我山

 過去5度の優勝を誇り16大会連続で出場する国学院久我山(東京第1)が江の川(島根)に26−17と苦戦。前半11分に先制を許して焦りがあったのか、相手の強力FWのコンタクトの強さに最後まで押され気味だった。「相手が強いのはわかっていました。もっと激しくいかないといけない」と、同16分に逆転トライをあげたCTB石井主将(3年)には最後まで笑顔がなかった。

◆6年ぶり2度目の3回戦進出を決めた東京・森秀胤監督

「(相手の)関商工はFWも強いし、バックスもスピードがあって苦しかった。もうひとつステップアップしたい」