2006年12月28日 更新
流経大柏7T、熊本工圧倒!次は大阪桐蔭戦


相手のタックルをハンドオフで突き放す流経大柏の飯岡(左)。気心の知れた相手に容赦なく圧勝したが、試合後はノーサイドだ(撮影・佐藤雄彦)
全国高校ラグビー第1日(27日、花園ラグビー場)高校ラガーの祭典が開幕し、1回戦8試合を行った。12年連続出場の流経大柏(千葉)が熊本工(熊本)に43−7で快勝。流経大柏・松井英幸監督(45)=顔写真=は熊本工・伊藤博監督(44)との“友情対決”を制した。四日市農芸(三重)が1試合得点歴代2位の125点を挙げ、125−5で坂出工(香川)に圧勝。古豪対決は天理(奈良)が盛岡工(岩手)に19−5で快勝した。
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ノーサイドの笛が鳴れば、敵も味方もない。地力にまさる流経大柏が計7トライの猛攻で熊本工に快勝したが、試合後、流経大柏の松井監督は悔し涙にくれる敵将に握手を求めた。同監督はその後、敗れた熊本工フィフティーンの円陣にも加わってエールを送った。「今日はありがとう。また菅平で会おう!!」−。
両校は花園初対決。だが、松井監督と熊本工の伊藤監督との間には「友情物語」があった。高校ラグビー指導者として5年前から交友関係にあったが、ことしの夏前に伊藤監督から「夏合宿を初めて長野・菅平で行いたい」と相談を受けた。
花園常連校が大挙押し寄せるラグビーのメッカにあって、11大会も花園から遠ざかっていた熊本工は、練習試合はもちろん、宿舎の確保さえ至難の業だった。そんな状況の中、松井監督が菅平での宿舎探し、グラウンド確保に奔走し、両校は合同練習も行った。
ラグビーの神様は、その両チームを花園の大舞台で対戦させた。2日の組み合わせ抽選で対戦が決まると、健闘を誓い合った両監督は「これも何かの縁」と花園入りする前に、互いの県大会決勝戦のビデオテープを交換したという。前日(26日)に約2時間かけて相手を研究した流経大柏に軍配があがったが、将来を担う高校ラガーメンを育成をめざす同志には、勝敗を超えたノーサイドの精神が貫かれていた。
流経大柏の次の相手は、大阪桐蔭(大阪第3)。01年度から04年度まで花園4連覇をかざった啓光学園を破って出場してきた強豪だ。「これで今度は思い切って相手の胸を借りに行けますね」と松井監督。花園を去る熊本工の思いも背負って、優勝候補に挑みかかる。
(林健太郎)








