神鋼、14年ぶりVへ止まらない!ヤマハ・五郎丸封じ開幕6連勝/TL

 
五郎丸(中央)を封じ込め、神戸製鋼が開幕からの連勝を6に伸ばした(撮影・山田俊介)

 トップリーグ第6節第2日(30日、エコパほか)2試合が行われ、神戸製鋼がヤマハ発動機に38-19と快勝し、3季ぶりの開幕6連勝を飾った。2019年W杯日本大会会場の地元、静岡スタジアムでの今季初戦に臨んだヤマハ発動機は同会場での初黒星で4勝2敗。キヤノンはコカコーラに33-29で競り勝ち、今季初勝利を挙げた。コカコーラは6連敗となった。

 昨季は15-33で敗れた相手にダブルスコアの“返礼”だ。神戸製鋼が昨季2位の強敵ヤマハから大量6トライを奪い、開幕6連勝に一番乗りだ。

 「フィジカルな戦いは想定どおり。1人1人がしっかり役割を果たしてくれた」

 スキンヘッドがトレードマークのFL前川主将が、誇らしげに語った。ヤマハが武器にする力強いランに、神鋼が早い出足の防御で応戦。前半3トライは、すべてキックや相手のミスを突いてのカウンター攻撃から奪った。

 ロングキックが武器の五郎丸対策も万全だった。SHアンドリュー・エリス(33)からの積極的なキックを、五郎丸らヤマハのBK勢が万全ではないポジショニングで捕球させることで、効果的なキックを封印。同主将は「あまり陣地を取らせなかったのも勝因」と語った。

 チーム再建へ、今季新たに防御専門コーチを海外から招へい。前に出る守りを練習するのに合わせ、ボールを奪ってからの攻撃も綿密に練習。HO木津も「(攻めの)結末まで練習していることが本番に出ている」と6連勝の背景を明かす。

 パナソニック、サントリーと全勝の“3強”の中で、先陣を切って6連勝に到達。36歳のベテランLO伊藤は「最近は神鋼が優勝争いに挙げられないときもある。今季は、それをぬぐい去りたい」と自信を深める。2003年のトップリーグ初年度の優勝以降トップ4止まりが続く古豪が、14年ぶりのVへ連勝街道を突き進む。(吉田宏)

データBOX

 ◎…神戸製鋼が開幕から6連勝。開幕からの6連勝は2014-15年シーズン(○○○○○△○)以来で、6戦全勝はトップリーグでは初。6連勝は昨季の第3節、9月10日のコカ・コーラ戦から第8節、10月22日のホンダ戦以来。

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