コラム

2018.3.21 05:00(1/2ページ)

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】数々のバリアーを打ち破り、日本の顔となった村岡

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
平昌パラリンピックで5つのメダルを獲得した村岡。競技への情熱と周囲のサポートが一つになった (共同)

平昌パラリンピックで5つのメダルを獲得した村岡。競技への情熱と周囲のサポートが一つになった (共同)【拡大】

 極寒、強風のオリンピック開幕から、春の訪れを実感するパラリンピックの閉幕まで38日間。季節の移ろいを思う。

 冬季史上最多となったオリンピックの金4、銀5、銅4計13個に続き、パラリンピックは金3、銀4、銅3の計10個。地元開催で実施競技も多かった1998年長野大会を除く最多を記録した。

 選手たちの飽くなき努力と関係者の支援の大きさに拍手を送りたい。

 平昌まで出向いて、パラリンピックを5日間、堪能した。感じたのはパラアスリートの身体能力と技量の高さ。参加した選手たちのパフォーマンスが素晴らしい。

 屈託のない明るさもそこにあった。確実にパラスポーツは「見るスポーツ」となったと思う。

 それにしてもアルペンスキー女子座位の村岡桃佳の活躍はすごい。大回転の金を含み出場全5種目で5個のメダル獲得。日本の総メダルの半分をひとりで稼いだ。旗手を務めた開会式。大会日程を見て「私に始まり、私に終わる」ことに気づいたという。閉会式でも旗手、日本の顔となった。

 そんな村岡の姿に、ひとりの男を思った。早大スキー部前監督の倉田秀道さんである。

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