2018.4.25 17:42

【高橋信之コラム】イメージネクスト オモチャ魂児あふれる幼児向け玩具の至宝

【高橋信之コラム】

イメージネクスト オモチャ魂児あふれる幼児向け玩具の至宝

特集:
高橋信之
アラサイムのサメ映画に出てきそうな海賊サメシリーズ。ここからアニメを作ってもいいね!

アラサイムのサメ映画に出てきそうな海賊サメシリーズ。ここからアニメを作ってもいいね!【拡大】

 米国では全店舗閉鎖というものスゴイ嵐が吹き荒れたオモチャファンの憧れのメガストア「トイザらス」。

 いくらアマゾンやイーベイに押されたとはいえ、もっと前になんとかならなかったのかとマニアの嘆きはいまも消えない。

 日本はなんとかサバイバルしてほしいものだ。

そんな「トイザらス」「ベビザらス」の男児玩具コーナーで見かけるのが米国屈指の幼児知育玩具レーベルのフィッシャープライスだ。

 創業1930年という歴史ある知育玩具メーカーだったが、1993年に大手玩具会社マテルの傘下に入った。

 この頃からタフなアクションフィギュア「働くオトコ」シリーズがスタートし、消防士、警察官、土木や建設作業員といった街の肉体派ヒーローが人気となった。

 先行するハズブロ社のGIジョー、ケナー社のスター・ウォーズなどに対抗するラインナップだが対象年齢を下にシフトして3歳児あたりからの取り込みを狙った展開だった。

 その上に位置するのが「イメージネクスト」シリーズで対象年齢はプレスクール(未就学児)の上、プレティーンズ(十歳)下あたり。

 レーベルにはふたつのラインがあって、ひとつはバットマン、スーパーマン、スター・ウォーズなどコミックスやSF映画のキャラクター系、もうひとつは海賊や宇宙飛行士などオリジナルのノンキャラクター系だ。

 前者はケナー社、後者はハズブロ社のラインナップのボトム対抗(ライバルの顧客の下を狙うマーケティング)となっている。

 昨年リリースされたバットマンロボ、バットマントラックなどのカスタムメカも良いデザインだし、オリジナルの「海賊とサメ」シリーズは秀逸の仕上がりだ。

 日本ではプレスクールキッドたちはお母さんとともにイケメンライダーや戦隊ロボの洗礼を受けるので、このイメージネクストがリーチするのはなかなか難しい。

 だが、そのデザインセンスは侮り難く玩具やキャラクターのクリエーターは必見のビジュアルアイデアが満載だ。

 なんとかもっと日本に展開してほしい。

 いっそのこと、ホットトイズ社やメディコムトイ社あたりが並行輸入してオトナ向け、マニア向けのストアマーケティングをしてくれたらいいのになあ。

高橋 信之

「高橋 信之」イメージ画像スタジオ・ハードデラックス株式会社 代表取締役 東京国際アニメフェア実行委員 日本アニメーター・演出協会 応援団長 アニメ記者クラブ/アニメプレスセンター 起案者・理事「出版や広告、商品開発、映像メディアで活動するプロデューサー/プランナー。アニメ、SF映画、ビデオゲーム、玩具、デジタルデバイスなどを得意分野とし、多くの雑誌編集者やデザイナー、映画監督と交流する。

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