2018.4.19 14:57

【伊藤崇コラム】「声優になろう!」#030 キャスティング

【伊藤崇コラム】

「声優になろう!」#030 キャスティング

キャスティング

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 先週からの続きで、ココからはあくまで個人的なことですが。主役クラスの声優さんは企画書の段階から提案しちゃいます。それも、複数人数で、組み合わせも含めて。

 もちろん、そのまま行く場合もありますし、スケジュールの都合で別パターンになることもあります。主役クラスは基本的に指名ですね。

 主役周りに関してはオーディションとかもありますが、それはいわゆる、各事務所から来てもらっての話ですね。

 でも、主役周りも指名が多いですね。それこそ、ここは新人でという、キャラが居ての話です。

 当然企画するわけですから、そのキャラの声も想像して企画書やキャラおこしをするわけですから、イメージはある程度できてますから、逆に、主役とその周りのキャラはこちらからの要望が出やすいので、あっさり決まる場合も多いですね。

 そうすると、既存の声優さんになるのですが、そこは、声優事務所からの情報などを加味しての話です。

 それに、私一人で決めるわけではないので、製作委員会のプロデューサーや監督や原作者と話し合っての話ですので、 そう単純ではないのですがね。

 とりあえず、ここ数回書いたことは、みなさんが声優として、食べていくための方向性を見いだす、きっかけにでもなればなあ~と思って書きました。いろいろと考えてみてください。

 ところで、声優になりたいと思う人の数は毎年のように増えているように思える。ただ、いきなり主役クラスを狙ってやると言うのもどうなのだろうか?

 もちろん、教える側は「お客さん」に対して、夢も希望も持てないような現実の話はしないのかもしれない。それも、客商売の鉄則とでもいうのでしょうかね。ある意味では、高い目標こそ、その山に登る意味があるのかもしれませんが・・。

 ところで、声優になりたいと思う人の大半がそうなのでしょうか?もちろん、声優として成長の過程の中で主役、または主役クラスを演じたいと思うのは当然だと思うのですが、意外と自分の現状を見据えている人はそうは思わないのではないかと思うのですが・・。

 いきなり主役クラスを演じられる人って、どのくらいの確率なのか、わかっているのでしょうか? もう少し、違う道を(ルート)を探すのも良いのでは?

伊藤崇

「伊藤 崇」イメージ画像(いとう・たかし) 某大手印刷会社にて、アートディレクターとして活躍後、アニメ業界に転職。プロデューサーとして、(株)アクタス(株)セブンアークスで活躍し、現在、スタジオ藍丸で活動している一方で、有名漫画家の個展企画やIMTACで声優養成所講師として活動している。声優ワークショップOTTIの主催者 HP:(http://aska.gr.jp/otti/