2018.2.7 17:55

【高橋信之コラム】傑作!『ボクらを作ったオモチャたち』 Netflix に大感謝! オタクドキュメントの時代

【高橋信之コラム】

傑作!『ボクらを作ったオモチャたち』 Netflix に大感謝! オタクドキュメントの時代

特集:
高橋信之
Netflix や海外テレビの素晴らしいところは「文化」「芸術」系のドキュメンタリーいわゆる教養番組が充実しているところ。

Netflix や海外テレビの素晴らしいところは「文化」「芸術」系のドキュメンタリーいわゆる教養番組が充実しているところ。【拡大】

 2016年末頃からアメリカのおもちゃマニアの間で噂されていたNetflixオリジナル番組『ボクらを作ったオモチャたち』シーズン1が昨年末から始まっていた! (2017年12月~)

 うっかり新作リリースを見逃してて、先週気がつきました。

 第1回 スター・ウォーズ

 第2回 バービー・ドール

 第3回 ヒーマン(マスターズ・オブ・ユニバース)

 第4回  G.I.ジョー

 と納得のシーズン1の後は、タイコ社のスロットレーシング、マテル社のホットウィリー、ミルトン&ブラッドレイ社のボードゲーム、アイデアル社のロボットコマンダーなどなどのシーズン2に続くらしいです。(米国トイマニア予想)

 すでに米国の玩具関係者やマニアたち取材のメールやら出演要請が回っていての話なので、シーズン2も、もう作ってるんでしょうね。

 Netflix に限らず、欧米のテレビプログラムって半年分とかワンクール分とかを作り終えてから一気に放映開始するのでボリューム投下が半端ないですね。

 もう十年以上前にヒストリーチャンネル(ディスカバリー系)が、「日本のプラモデルの歴史」を日本制作でやってくれて、これも大変面白かった。同じ路線ですね。

 番組ではケナー社がルーカスフィルムと結んだ商品化権許諾契約が2.5%だった(20世紀FOXも同額なので合わせて5%)となってて、そんなに安い気もしなかったんだけど、よくよく見直すと「ケナー社が受け取る金額を100%として」ということでした。

 玩具の卸売価格は、アメリカでも掛け率五割。

 すなわち上代に比するとルーカスの取り分は、半分、売価の「1.25%」ということになります。

 これは、安い!

 FOXと合わせても、2.5%!

 いまの半分、いや三分の一くらい。

 いくらマテル社、ハズブロ社などの大手メーカーに断られた続けて弱気になっていたとはいえ、これはケナー社、大もうけ!

 しかも映画が公開した時点でまだ契約書も交わしてなかったんですと いい時代だなあ。

 収集数40万点という伝説のスター・ウォーズコレクターも登場して、幻の「ロケットアタック・ボバ・フェット」も披露してました。

 ライバルの『宇宙空母ギャラクティカ』オモチャがやらかしたチョーキング・ハザード(誤飲事故)の影響で、テストショット段階で発売取りやめになったモデルですね。

 この事例をモデルにして作られたのが、「発売されなかったフィギュアが地球の未来を救う」という須賀大観監督の映画『ブリスター!』(2000年)で、かつてのわが社(サイバーダイン 社)はロケ協力したり、我が輩もエンディングインタビューに出演したりしてます。

 フィギュア王誌とか、特集組んでもいい番組だよね、これ。

高橋 信之

「高橋 信之」イメージ画像スタジオ・ハードデラックス株式会社 代表取締役 東京国際アニメフェア実行委員 日本アニメーター・演出協会 応援団長 アニメ記者クラブ/アニメプレスセンター 起案者・理事「出版や広告、商品開発、映像メディアで活動するプロデューサー/プランナー。アニメ、SF映画、ビデオゲーム、玩具、デジタルデバイスなどを得意分野とし、多くの雑誌編集者やデザイナー、映画監督と交流する。

  • ダイヤル式ブラウン管テレビ!まさに20世紀少年がターゲットだと分かる!
  • バービードールの元デザインが西ドイツのオトナ漫画の娼婦リリであることも暴露!
  • このヒト、『スター・ウォーズ』グッズを40万点集めたコレクター!敵わねぇ!
  • 六棟に及ぶコレクションルームと秘密の保管庫を維持していることで有名。
  • 1980年代、ケナー社はフィギュアだけでなくメカや武器など商品ラインナップを出して稼ぎまくった。
  • 映画には登場しない玩具オリジナルメカもスピンオフ商品として展開が許された。キリがねぇ!
  • 玩具を売るために考え出されたヒーローキャラクター、それがヒーマン。アニメや映画も作られた。
  • シンシナティ市の地方玩具メーカーだったケナー社は価値を高めてハズブロ傘下となった!
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