2017.12.25 10:30

【伊藤崇コラム】「声優になろう!」#016 「狂気を演じるのは理性」

【伊藤崇コラム】

「声優になろう!」#016 「狂気を演じるのは理性」

「狂気を演じるのは理性」

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 演技の物足りなさについてのアドバイス。モノを作る人って、どんな感情で作っていると思いますか?

 もちろん最高のものを!ってなるんですが、その前に、そのものにのめり込んでいるんですよ。

 たとえば、とあるシナリオをを書いていたとき、シナリオライターは泣きながら書いていました。(人には絶対見せられない!キモいし!)カードバトルでは、主人公になりきって書いているんです。

 そりゃ、後で聞けば気恥ずかしいですよ。でも、その時はその登場人物になって書いているんですよ。書く側でさえ、そうなのに、それを演じる側が安易な考えでは問題です。

 みなさんどこかで、羞恥心のスイッチが入っていませんか?

 後で聞けば、は冷静な判断を下しているに過ぎないのですよ。それと、演じているときとは違うのです。

 後の判断はさらなる高みを目指すための行為です。演じる自分にブレーキをかけるための行為ではないのです。力が入っていればいいものではないのです。そのシーンの登場人物のそのものを演じなければならないのです。

 一生懸命やっても、共感できないのは演技がそこそこでも、その役のバックボーンが想像できない程度のものだからです。本当の登場人物になってください。

 あるシーンで、声優さんの感情待ちで、スタートしてもいいでしょう。別に、気持ちを入れるために、止めても良いんですよ。

 自分のペースで演じることも大切なことです。特に、感情が高まるシーンでは役者優先になるのは、どの現場でも良くあることです。次のシーンのために、涙が止まるのを待って収録なんてこともあるのです。

 もう少し、おバカになってみてはいかがでしょう?『狂気を演じるのは理性です』BY山城新吾

 感情をコントロールするのも理性があっての話なのです。ブレーキをかけるのも、外すのも理性があっての話なのです。だから、全ては脳が支配するものなのです。

 論理的に、しかも、柔軟に思考してください。問題はあなた自身の中にある問題なのです。

伊藤崇

「伊藤 崇」イメージ画像(いとう・たかし) 某大手印刷会社にて、アートディレクターとして活躍後、アニメ業界に転職。プロデューサーとして、(株)アクタス(株)セブンアークスで活躍し、現在、スタジオ藍丸で活動している一方で、有名漫画家の個展企画やIMTACで声優養成所講師として活動している。声優ワークショップOTTIの主催者 HP:(http://aska.gr.jp/otti/

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