2017.11.1 13:21

【高橋信之コラム】復活! 東京アニメセンター@市ヶ谷

【高橋信之コラム】

復活! 東京アニメセンター@市ヶ谷

特集:
高橋信之
市ヶ谷に再オープンした「東京アニメセンター」

市ヶ谷に再オープンした「東京アニメセンター」【拡大】

 2006年春に秋葉原UDXビルにオープンし、2016年7月に閉館した東京アニメセンターが、市ヶ谷外堀通り沿いに移転、再オープンした。

 この施設、スタートは、2001年にボクが提案した「アニメプレスセンター」というコンセプトがベースとなっている。

 当初の構想では、アニメ、漫画、ゲームに関する新作情報の集積、メディアでの発表記録、各社のプレスリリースやチラシ、ポスターなどの広報宣伝素材のアーカイブ、すべての専門雑誌のライブラリー、メディア1媒体・一社では取りつけにくい大御所インタビューイーへの合同プレス会見、新製品開発や商品化アイデアの予行演習(テストマーケティング)、版権取得の相談窓口ライツデスクなどなど、マネタイズに直結するメディアの視点をもった「ビジネスキュレーションプレイス」を提案していた。

 東京都から秋葉原UDXの土地払い下げの条件をクリアするために、そういう公共施設のサポートがデペロッパーに求められていたのだ。

 東京都の払い下げ審査評価委員会には、ボクの提案でOKをとった。

 ところが、開発の途中から「親子が来て楽しめる施設」というなんだか意味不明のコンセプトがコンサルタントから出てきて、奇妙なことになっていったのよ。ポケモンセンターの1/4ほどのスペース、せいぜい100人くらいしか呼べないところで、何をやりたいのか、まったく意味不明。

 家族連れが楽しめるような狭小施設を無理して秋葉原に作る意味って。

 で、タカハシは、さっさとプロジェクトから降りちゃった。

 その後、いろいろな苦労があって十年間、なんとか継続したものの、諸般の事情で撤収となったのが、この月でした。

 そして…。

 めでたく市ケ谷の大日本印刷の公共施設DNPプラザとの連携で、再オープンしたんですね。

 このDNPプラザ、地方の産業文化連携、異業種交流など、産業全般日本全国を眺望してのビジネスマッチング、ローカルマッチングなどを促進することが運営方針。

 これは、期待できますよ。

 アニメ業界とくにスタジオ・プロダクションがもっとも苦手な、他業種とのビジネスマッチングのためのショールーム、いままでになかったライセンスビジネスの創出など、実業に根ざした「アニメ産業の支援」が期待できます。

 市ケ谷にファミリー客を誘致うんぬんとか、訳分からんことを言い出すコンサルタントを呼ばなければ、成功の予感がたっぷりと感じられます。

 日本動画協会と大日本印刷とのタッグマッチに期待!

高橋 信之

「高橋 信之」イメージ画像スタジオ・ハードデラックス株式会社 代表取締役 東京国際アニメフェア実行委員 日本アニメーター・演出協会 応援団長 アニメ記者クラブ/アニメプレスセンター 起案者・理事「出版や広告、商品開発、映像メディアで活動するプロデューサー/プランナー。アニメ、SF映画、ビデオゲーム、玩具、デジタルデバイスなどを得意分野とし、多くの雑誌編集者やデザイナー、映画監督と交流する。

  • 秋葉原UDXビルの時よりも使い勝手のいいオープンフロア
  • 移転後のこけら落としは、タツノコプロ特集です。
  • 外堀通り沿い、地下鉄有楽町線の出口から徒歩1分!
  • 一階のDNPプラザは、地方産品とのコラボフェアを開催中。アニメ街おこしでコラボに期待!
  • 展示フォールに掛けられたミニ液晶モニターが有効的!こけらおどしのマルチモニターがあった秋葉原時代より設備はいい!
  • リアプロジェクターも予想外に効果的>やがて巨大モニターも投入されるかも?
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