2017.10.23 10:43

【伊藤崇コラム】「声優になろう!」#007

【伊藤崇コラム】

「声優になろう!」#007

小中学生に負けるな

小中学生に負けるな【拡大】

 地方の学校での話の続きですが、もう少し書きます。

 あくまで地域的な差ではあるのですが、極論してしまえば、不利ということになります、ただ、さまざまな要素によっては変わるので、一概には言えないかもしれません。

 しかし、同一条件下においては不利であることは間違いありません。

 逆に、同一条件というものが、存在するかという疑問は残ると思います。

 まあ、上記のように非常にパラドクス的な話はいくらでもできるのですが、前回も述べたように、その不利を埋めることは本人次第でできるのです。

 大手や中堅の声優事務所は地方の学校に人を派遣して、オーディションやスカウト活動を行っています。

 チャンスがゼロなわけではないのですが、それでも、東京にいれば小さい事務所に所属してそこからはい上がっていくということもできるのです。

 可能性という点ではやはり、東京かと思います。

 どうしても、それぞれの条件によって変わるので、個別の見極めが必要なわけです。

 例えば、そのスカウトが自分の学校に来る、来ないではぜんぜん条件が変わってくるということになります。

 それこそ地域、地域によっても変わってくるかと思います。

 そんなことなら、手っ取り早く東京へという話になってしまうのですが、今度は、個人個人の事情がありますからこれもいろいろと変わります。

 ややこしくなりましたが、少しずつ、その辺も書いていこうかと思いますのでよろしくお付き合いください。

 ところで、ある業界人に言われたんだけど、『最近、「声優になりたい」という、小中学生が増えているけど、ワークショップに参加したいと申し込んできたらどうするの?』と聞かれました。

 「う~む、それは、いくらなんでもないだろう」と答えると、『分からないよ~、結構、個人個人に対して個別の指導方法とかも考えているんでしょ? だったら、「小学生なら、どうしたら、声優になれますか?」とか、「中学生あたりなら、どういう風に進学すれば、声優の近道ですか?」くらいのことを聞きいてくるんじゃないの?』と言われました。

 「う~ん、じゃあ、3者面談する」と答えたものの、その業界人に以前に言われた、『声優お悩み相談所の方がよいのでは?』という方向に向かってしまう気がした。

 しかし、そういう子共たちの真面目な思いに答えるのはエネルギーが必要です。

 それでも、小中学生から始めるのなら、結構、可能性も高そうだし、教えがいはあります。

 まあ、どうやったらなれるか?とか、進学コースくらいなら、すぐにでも、答えるし、教えます。色々なパターンがあるので、大変ですが。

う~ん、でも、そんな時代なんですよね。

 皆さんも、そんな小中学生に負けないように頑張ってください。

伊藤崇

「伊藤 崇」イメージ画像(いとう・たかし) 某大手印刷会社にて、アートディレクターとして活躍後、アニメ業界に転職。プロデューサーとして、(株)アクタス(株)セブンアークスで活躍し、現在、スタジオ藍丸で活動している一方で、有名漫画家の個展企画やIMTACで声優養成所講師として活動している。声優ワークショップOTTIの主催者 HP:(http://aska.gr.jp/otti/

今、あなたにオススメ
Recommended by