【スキー複合】
荻原健司、団体メダルへつながる11位
ノルディックスキー複合は個人後半距離(15キロ)を行い、4人が出場した日本勢は前半13位の荻原健司(32)=北野建設=が11位に上げたのが最高。前半6位の高橋大斗(21)=北海道東海大=は12位に終わった。優勝はサンパ・ラユネンでフィンランド勢が1、2位を占めた。〔写真:荻原は、日本勢最高の11位。ベテラン健在を印象づけた=撮影・奈須稔〕
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残り600メートルの登り坂で、11歳下の高橋大斗を抜いた。32歳になった荻原健司の意地の追走劇。日本勢トップでゴールに帰ってきた。
「力は出し切れた。最後まであきらめずについていけました」
前半ジャンプ13位でのスタートは今季最高。そしてこの日のクロスカントリーは44人中11位の好タイムで滑り、前半から順位を2つ上げた。
キング・オブ・スキーと呼ばれたころと比べると物足りないが、ジャンプの調子さえ戻ればまだまだ若い衆には負けないという心意気をみせた。健司いわく“火事場のバカオヤジ”パワーが爆発だ。
「守りに入らず攻めの姿勢で戦えたことは満足。次の団体戦はぜひ期待してほしいです」
一発勝負のジャンプに対し、クロカンは地道な努力と経験が必要。走る体力がある限り、荻原健司の挑戦は終わらない。団体戦と個人スプリント…。ラスト五輪はあと2種目残っている。メダルはまだ、あきらめない。
★高橋大斗、6つ順位下げてもさばさば
新エース・高橋大斗は前半6位から順位を6つ下げて12位でゴールした。
距離だけの順位は26番。「スタートリストを見たら、自分の後ろがいつも追い越されるようなメンバーだったので、いつもどおりだった。それだけですよ」。本人は冷静に自分の力を分析してサバサバ。次の団体戦で巻き返しだ。
◆30位の森敏 「ジャンプであまりいい位置につけられなかったので、この順位は仕方ない。自分としては、スプリントの方がチャンスはある。気持ちを切らさず、次につなげたい」
★ラユネン、フィンランド勢54年ぶりの複合金
後半の距離で逆転したのは長野五輪銀メダリストのラユネン。前半飛躍3位から快調に飛ばして7キロ手前でトップに立ち、そのままゴールした。
「(距離には)自信があったからいけると思っていた」。フィンランドが複合で金を獲得したのは1948年のサンモリッツ大会以来54年ぶり。そのときに続く1、2位を占めた。
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