2008年05月15日 更新
レイズ・岩村、4戦連続マルチ 球団史上初の首位に

サヨナラ勝ちで球団史上初の首位!! 岩村(中央)らレイズナインも観客席のファンも笑顔、笑顔…(共同)
【セントピーターズバーグ(米フロリダ州)13日(日本時間14日)】大リーグ、ア・リーグ東地区のレイズが13日、延長十一回の末にヤンキースに2−1でサヨナラ勝ちして6連勝。球団創設11年目で初めて地区首位に立った。岩村明憲内野手(29)は4試合連続の複数安打で奪首に貢献。
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あっという間に一塁ベンチが空っぽになった。1−1の延長十一回無死二塁。途中出場のゲーブ・グロス外野手(28)がサヨナラ打を中前に運んだ。バックネット前でのお祭り騒ぎが終わると、電光掲示板に、レイズの名前が最上位にある地区順位表が映し出された。
「(サヨナラ勝ちは)勢いがあるチームじゃないとできない。誰も(首位を)予想していなかったから、下馬評を覆すのはやりがいがあるよね」
劇的な勝利を振り返る岩村の口調には、自信があふれていた。
ヤ軍のエース王建民(28)から第2打席に右前打、第4打席に左前打を放ち、4試合連続の複数安打をマーク。11試合連続安打で昨季の自己最長記録にあと「1」とし、打率を今季自己最高の.263に上げた。
チームは九回に松井秀の一発で追いつかれたが、延長十一回にマリアノ・リベラ投手(38)を攻略し、今季初黒星をつけた。
球団記録を更新中の本拠地連勝を「11」に伸ばし、6連勝で貯金は球団史上最多の「7」。レッドソックスが敗れたため0.5ゲーム差でア・リーグ東地区の首位に浮上した。開幕1週目を除くと、球団創設11年目で初の快挙だ。
「投手が抑えて、野手がよく守っている。とくに二回の併殺。アキ(岩村)の体のターンのスピードが速かった」とジョー・マドン監督(54)。ヤ軍の先制点を防いだ二回の三ゴロ併殺は、三塁から二塁に転向した岩村の成長を感じさせた。
4月は打率.210と不振だった岩村の復調とともに、チームの調子も急上昇。“春の珍事”といえないほど、戦いぶりは安定している。
■タンパベイ・レイズ
1998年の球団数拡張による新規参入で「デビルレイズ」として誕生し、ア・リーグ東地区に所属。球団創立から10年間で9度の最下位を経験し、勝ち越したシーズンはない。日本選手は2005年に野茂(前ロイヤルズ)が在籍し、日米通算200勝目を挙げた。森慎二(元西武)は06−07年途中まで在籍。今季からチーム名を「レイズ」に変更した。本拠地はフロリダ州セントピーターズバーグのトロピカーナ・フィールド。







