2008年05月13日 更新
イチロー、7連戦「オセロみたいになったらいいのに」

一回に二塁打で出塁したイチローは、後続の安打で三塁へ。3安打で連敗中のチームを救った(AP)
【シアトル(米ワシントン州)11日(日本時間12日)】マリナーズのイチロー外野手(34)は「1番・中堅」で出場したホワイトソックス戦で4打数3安打で11試合連続安打とした。「7番」の城島健司捕手(31)も4打数2安打。チームは6−3で勝ち、連敗は「5」で止まった。
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ようやくトンネルから脱出した。5日(同6日)のレンジャース戦(シアトル)以来、久しぶりに味わう勝利。○●●●●●○で本拠地7連戦を終え、イチローの得意の?ジョークが弾けた。
「最初に勝って最後に勝ったわけですから、オセロみたいにパタパタパタって白くなったらいいのにな、と思うけど、そういうわけにはいかんねぇ」
今までいくら打っても、勝利に結びつかなかった。そんなジレンマに、やっと別れを告げることができた。その喜びがにじみ出ていた。
2点を追う一回、右越え二塁打で出塁し、反攻につながる生還を果たした。さらに三回には左前打と二盗で、ラウル・イバネス外野手(35)の逆転6号2ランを呼び込む。投前犠打と空振り三振の後、八回の三塁内野安打が、ダメ押し点につながった。
今月1日のインディアンス戦(クリーブランド)以来の1試合3安打。ここ11試合は42打数17安打で打率.405。打率も4分上げ、.292と3割は目前。日米通算3000安打も、あと83本となった。
イチローの奮闘に、このところ結果を出せなかった投手陣も踏ん張った。一回に失点した右腕のミゲル・バティスタ投手(27)は六回途中まで10安打を許しながらも、3失点の粘投。その後は4投手による無失点継投で逃げ切った。
渋い当たりの2安打を含む猛打賞にイチローは「どんなヒットでもうれしいモノ」とニッコリ。「相手(投手)の動きによって彼らが何を嫌がっているのか見えるときがある。そういう感じはいいモノ。そこをちょこっと、こっち側で遊んでいる感じがいい」。まさに“イチローワールド”。天才が、地区最下位に低迷するチームをけん引する。
★城島、2戦連続2安打
城島健司捕手(31)はホワイトソックス戦に「7番」で出場し、4打数2安打。打率.208。チームは6−3で勝って連敗を5で止めたが、「まだ勝ちパターンは決まっていない。もう一人だれかが出てきてくれないと」と高いレベルの注文。打撃は2試合連続で2安打。本来の引っ張りで強い打球が増え始め、「欲を言えばもう1本欲しかった」と手応えを感じているようだった。
(シアトル=共同)
★辛口報道も一段落
6試合ぶりの白星を挙げ、マリナーズに対する地元シアトルの辛口報道も一段落。「シアトル・ポスト・インテリジェンサー」(電子版)は、10日のホワイトソックス戦前に野手だけの緊急ミーティングを行い、意見をぶつけあったことを紹介。イチローの「みんな積極的にバットを振れなくなっていたから、ラウル(イバネス)の思い切ったスイングを見ただけでうれしかった」という談話を掲載した。
■データBOX
【1】 イチロー、岩村、井口の3人がそれぞれ3安打。日本人選手3人の“猛打賞”は、05年6月17日(イチロー、松井秀、田口)、06年6月10日(イチロー、井口、城島)、07年8月8日(イチロー、岩村、松井稼)に次いで4度目。
【2】 この日の日本人選手の合計安打が「14」。今季日本人選手の1日の合計安打が2ケタに達したのは5度目で、14安打は今月3日の15安打に次いで2番目で、07年8月1日の14安打に並んだ。







