2008年05月12日 更新

ヤ軍・松井秀、痛烈ヒット放つも53打席ノーアーチ

 【デトロイト(米ミシガン州)10日(日本時間11日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がタイガース戦に「4番・DH」で出場して4打数1安打。同い年のデレク・ジーター内野手には今季1号が出たが、ゴジラは5月ノーアーチで、本塁打は53打席出ていない。試合はヤ軍が5−2で勝ち、勝率を5割に戻した。

 沈黙は一夜だけだった。一回一死一塁。前日9日に連続試合安打が「17」でストップした松井秀が、初球を痛烈なライナーで中前へ弾き返した。

 「真ん中低めの甘いボール。いい当たりでした。(連続安打)記録は別に意識していたわけじゃないので」

 結局、この1安打だけで打率を.331に下げたが、ア・リーグでは3位。気掛かりなのは5月不発で、4月25日のインディアンス戦(クリーブランド)での4号を最後に本塁打が53打席出ていないこと。11日(同12日)は、タ軍先発が左腕のネート・ロバートソン投手(30)のため休養を兼ねたスタメン落ちが濃厚だ。

 対照的に同い年の主将・ジーターは一回、右翼席へ今季1号となる先制ソロ。開幕からの137打席(128打数)ノーアーチは自己ワースト記録だっただけに「気にしていないというのは本音じゃない。1本打ちたかったし、次の1本が待ち遠しい」と喜びを隠さなかった。

 本塁打だから浮かぶ笑み。そろそろゴジラの笑顔も見たい。

◆七回途中4安打2失点でメジャー昇格後2連勝を飾り、タ軍戦の連敗を4で止めたヤ軍先発のダレル・ラズナー投手(27)

「ストライクを先行させることだけを考えた。タ軍の強力打線を抑えられて自信になったし、また先発のチャンスを与えてもらえると思う」

■GODZILLA in USA

 松井秀はデトロイト入りした8日夜(日本時間9日)、3Aから昇格してきた井川らと和食店へ夕食に出掛けた。注文時には、松井派と井川派で好みが真っ二つに分かれたという。
 松井秀、カーロン通訳、広岡広報の3人が焼き魚定食を頼んだのに対し、井川と福田通訳は鉄火丼を選んだ。両派とも“結束力”のよさをみせていたが、前夜のタ軍戦では松井秀が無安打で井川は初黒星。試合では、ともに結果を出せなかった。