2008年05月05日 更新
メジャー初「4番」で大暴れ!カブス・福留5打数3安打2打点

七回、適時二塁打を放ち二塁に滑り込む福留。メジャー初の4番で見事な活躍をみせた(共同)
【セントルイス(米ミズーリ州)3日(日本時間4日)】日本人メジャーリーガーが史上初の“偉業”を達成した日、カブスの福留孝介外野手(31)がカージナルス戦でメジャー初の「4番(右翼)」に座り、5打数3安打2打点と大暴れ。先制を含む適時打2本を放ち、チームの9−3勝利に貢献した。負傷欠場したアラミス・ラミレス内野手(29)の“代役”以上の活躍に、ルー・ピネラ監督(64)も大絶賛だ。
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これが4番のお仕事。痛烈な打球が右翼フェンスを直撃する。福留は二塁ベース上でグイッと胸を張った。
「最低でも外野フライと思っていたら、うまいこと(右翼手の頭を)越えてくれたのでよかった」
同点の四回一死一、三塁。カイル・ローシュ投手(29)の約138キロのカットボールを叩き、先制の右越え適時二塁打を放った。
それだけではない。七回一死一、三塁で左翼へ適時二塁打。二回も二塁内野安打。06年4月の開場以来、最多となる4万6792人を動員した敵地ブッシュ・スタジアムで、今季4度目の1試合3安打に2打点と暴れた。
「打順は関係ないです。自分のやることは変わらないです」
出場29試合目でついにメジャー初の4番に座った。平常心を強調しながらも、前日2日(日本時間3日)、開幕から4番のラミレスが左手首に死球を受け大事を取って完全休養したその代役を見事に果たした。
日本人選手の4番は新庄、松井秀、田口に次いで4人目だが、4番に座った最初の試合で安打と打点を記録したのは福留が初。くしくも約1400キロ離れたニューヨークでは“先輩”の松井秀も「4番」で2安打。日本人4番打者の競演となった。
「よくやった。左右に打ち分ける素晴らしい打撃だった。福留は何番を任せても打ち方を変えない」。“ルーキーの4番打者”の奮闘をピネラ監督も絶賛した。
これで打率は.348(ナ・リーグ8位)、出塁率も.443(同5位)に上昇。それでも「まだまだですよ」と満足はしていない。何番でも任せなさい−。カブス打線を福留が引っ張る。
★福留トーク
−−メジャー初の4番だった
「打順は関係ないです。自分のやることは変わらない」
−−4番を知ったのは
「(ロッカールームで先発オーダーの表を見て)まさか打順がかわっているとは思わなかった。(4番のラミレスが)出ていないのにビックリした」
−−先制タイムリーを放った
「詰まっていた。最低、外野フライと思っていたら、うまいこと(右翼手の頭を)越えてくれたのでよかった」
−−打撃好調だが
「まだまだ。とりあえず『H(安打)』のランプがついているだけです」
−−敵地ながら06年の開場以来、最多の観客動員数を記録した
「カブスのファンも多い。あまり気にならなかった」
−−連敗を2で止めた
「まず一つ、悪い流れを切った。これをあすにつなげるよう、みんなが試合に臨んでくれればいい」
■データBOX
カブス・福留がメジャーで初の4番スタメン出場。日本人選手では新庄剛志、松井秀喜、田口壮に次いで4人目。初めて4番に座った試合で安打、打点を記録したのは福留が初のケースで、チームが勝利したのも今回が初。
■地元紙は
現地時間4日付のシカゴ地元紙はカブスの記事を大きく掲載した。『シカゴ・トリビューン』紙(電子版)は福留の写真付きで「カブスのバットが大爆発」の見出し。福留がラミレスの代役で4番に座って活躍したことや、ピネラ監督が「(主砲の)リーがけがをしたら福留が3番に入るだろう」とコメントしたことなどが紹介された。また球団の公式ホームページも、先制二塁打の動画付きで福留の活躍を取り上げた。
■裏話
福留は転戦先の「日本料理店リスト」を作成している。滞在中のセントルイスはピッツバーグ、フィラデルフィア、デンバー、ワシントンに続き5カ所目の遠征地。この日も試合後、調べあげた日本料理店に直行した。 「肉を食べると体が重く感じるので、魚料理がいいんです」。それがリスト作成の理由。4日(日本時間5日)の試合後に移動するシンシナティの日本料理店はすでにリサーチ済みだ。








◆福留に右越え適時二塁打を含む2安打を許したカージナルス先発のカイル・ローシュ投手(29)
「福留には変化球で攻めたけど、いいコースに決まらなかった。それをうまく打たれたよ」