2008年05月04日 更新
松井秀、汚名返上V打!12戦連続安打でヤ軍の連敗止めた

一回、バットを折りながら、左前へ先制適時打を放った松井秀(ロイター)
【ニューヨーク2日(日本時間3日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がマリナーズ戦に「5番・左翼」で先発し、4打数1安打1打点。一回に左前先制適時打を放ち、12試合連続安打をマークして、5−1の勝利に貢献した。
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白い息を吐きながら、松井秀は一塁に走った。一回二死一、二塁の先制機。エリク・ビダード投手(29)の直球に詰まり、バットを折りながらも左前に運んだ。1日(日本時間2日)のタイガース戦(ニューヨーク)で好機に凡退し、“戦犯”となった悔しさを晴らした。
「ああいうヒット、好きですよ。いい兆候だと思います。先取点になったのは、きょうの試合展開ではよかった」
主砲アレックス・ロドリゲス内野手(32)が右太ももを痛めて戦列を離れるなど故障者が相次ぐ中、中軸打者の役割を果たした。先制打で12試合連続安打をマーク。詰まったものの「バットの軌道は悪くない」と自己分析し、05−06年にかけてマークした16試合連続安打の自己最高記録更新を予告した。
チームの連敗は3で止まった。台湾出身のエース、王建民投手(28)が今季先発した試合でのゴジラの打撃成績は、これで20打数9安打、打率は.450。「偶然です」というが相性がいいのは事実。王からもらって、クラブハウスで愛飲している台湾の最高級ウーロン茶の秘めたるパワーのおかげ!?
「カブレラとともに安定しているな」。ジョー・ジラルディ監督(43)も松井秀の打撃を評価した。名物オーナーのジョージ・スタインブレナー氏(77)の息子で共同会長に就任したハンク・スタインブレナー氏(51)がAP通信に対し「戦いぶりにとても落胆している」と答えるなど、借金1と低迷するチームに“きな臭さ”も漂うが、まだ5月。反攻する時間は十分、残っている。
★松井TALK
―― 一回二死一、二塁の先制機で左前適時打を放った
「高めのボール球でしたけどね。ああいうヒット、好きですよ。バットは折れました。打球の方向を意識していたのではなく、ただ詰まっただけですよ」
――2球、見逃して追い込まれた後の3球目をとらえた
「初球はいいところ(コース)だった。2球目は(投手が)クイックモーションでちょっと遅れたのでやめました」
――詰まっても安打になった
「スイングの軌道は悪くない。当たるところが芯からかなり離れているだけで。本当は芯に当てなくてはいけないのですけれど、ああいうヒットは、いい兆候だと思います。先取点になったのは、きょうの試合展開ではよかった」
★王、無傷6連勝
エースの王が、6回1失点で開幕から無傷の6連勝とした。シンカー一辺倒だった昨年までと違い、今年はスライダーや高めの速球をうまく使い、投球の幅を広げた。「(昨年とは)違うと思う」と言う右腕に、ジラルディ監督は「ピンチでリラックスして思い通りの球を投げる」と頼もしげだった。
■GODZILLA in USA
ヤンキースは今季のヤンキースタジアムの入場券が4年連続で400万枚売れたと発表した。1991−93年に3年連続で400万枚を突破したブルージェイズの記録を上回った。
1923年開場で、歴史ある現在の球場が使われるのは今季で最後だけに入場券の価値は例年以上に高まっている。来年からは隣接する敷地で、建設中の新球場が開場する。2日のマリナーズ戦も気温10度以下まで冷え込む中、5万2199人の観衆で埋まった。「毎日、足を運んでくれるファンの方々の声援は力になります」と松井秀も感謝している。







