2008年04月27日 更新

“苦手”球場で初アーチ!松井秀、4月自己最多の4発目

 【クリーブランド(米オハイオ州)25日(日本時間26日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が「5番・DH」で先発出場したインディアンス戦の六回、右翼席に9試合、40打席ぶりの4号ソロを放った。本塁打のなかった苦手球場での初アーチは、4月の月間自己最多となる4本目。チームは4−6で敗れて空砲となったが、7試合連続安打と好調を維持するゴジラがヤ軍を引っ張る。

 甘い球は逃さない。2点を追う六回二死、松井秀はポール・バード投手(37)の甘いスライダーをたたいた。右翼席に飛び込む9試合、40打席ぶりの4号ソロだ。

 「試合の展開の中ではいいホームランだったと思いますが、勝ちにつながらなかったのは残念です」

 空砲に終わったが、意味のある一発となった。ア・リーグの敵地のうち、公式戦で本塁打を放っていない3球場の1つだったが、これをクリア。昨年のプレーオフ地区シリーズで2打数無安打に抑えられるなど苦手意識のあった軟投派のバードも攻略できた。

 4月としては自己最多の4本目。アーチの“予兆”は試合前からあった。中華料理店での昼食後、中にくじの入った『フォーチュン・クッキー』を割った。中から「Practice makes perfect」と印刷された紙が出てきた。

 「習うより慣れろ、ということです。とても大事ですよね」

 過去5年の蓄積(慣れ)が開幕からの好調に結びつき、打率も.321。復帰したアレックス・ロドリゲス内野手(32)に4番は譲ったが、ヤ軍の逆襲にゴジラは欠かせない。

★同級生と談笑

 松井秀=写真右=は試合前の練習中にイ軍の小林雅英投手(33)=同左=と約10分間談笑した。1974年生まれの同級生ということもあり「ゴジ君」「マサ」と呼び合う仲。「お互いに頑張りましょうということ」と松井秀。小林は「(本拠地の)クリーブランドでは接待できないので、ニューヨーク(日本時間5月7日から3試合)で接待してもらえるようにお願いした」と笑わせた。


■GODZILLA in USA

故郷を大切にする松井秀らしい気配りだ。結婚を機に、石川・能美市の地域福祉基金に1000万円を寄付したことが明らかになった。23日までに父・昌雄さん(66)が同市の酒井市長に小切手で手渡した。 能美市民からもらった数多くの祝福の声に対してのゴジラ流の“お礼”が寄付。「僕がこうして野球をできるのも、大好きな故郷のおかげです。本当に感謝しています」。結びつきはさらに強まったようだ。