2008年04月23日 更新

“鬼門”突破だ!松井秀、初の休養日はNYで愛妻と充電

試練のロードに臨む松井秀。今季のゴジラは昨年までとは違う

試練のロードに臨む松井秀。今季のゴジラは昨年までとは違う

 【シカゴ(米イリノイ州)21日(日本時間22日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が、22日(同23日)からのホワイトソックス3連戦、25日(同26日)からのインディアンス4連戦(クリーブランド)と“鬼門”の7試合に臨む。ホ軍、イ軍戦とも敵地での打率は2割台前半。アレックス・ロドリゲス内野手(32)の右太ももの回復次第では4番もあるだけに、相性の悪い球場に強気で立ち向かう。

 開幕以降、張りつめていた心と体の緊張を少しだけ緩めた。松井秀は初めての休養日を愛妻とともにニューヨークで過ごし、22日からの13連戦に備えた。

 「特別な苦手意識は持っていません。ニューヨークとの時差は1時間だからそんなに気にならない。だから原因はわからないのですが…」

 ホ軍3連戦後、イ軍と4連戦。その舞台となる敵地での成績が良くない。ホ軍本拠地の「USセルラー・フィールド」では通算打率.236。イ軍本拠地の「プログレッシブ・フィールド(旧ジェイコブズ・フィールド)」では同.208。打率は2割台前半に低迷し、本塁打も打てていない。

 公式戦でアーチをかけていないア・リーグの球場はツインズの本拠地、メトロドームを含めて3球場だけ。不振の原因に心当たりはないが、過去は不調の時期に当たることが多かった。

 今季は打率.323(チーム1位)、3本塁打(同2位タイ)、9打点(同3位)と好調を維持しているだけに苦手克服のチャンスだ。ロドリゲスの故障からの回復が遅れるか、夫人のシンシアさんの出産に立ち会うため産休を取った場合、4番の代役候補はゴジラ。そんな責任感も鬼門打破の一撃を後押しする。


■GODZILLA in USA

 休養日だからといって完全に体を休めたわけではない。松井秀は筋力トレーニングなどで汗を流した。 今年は本拠地、遠征先にかかわらず、集合時間の約1時間前には球場入りして、黙々と外野を走り込んでいる。「今年(6月)で34歳になりますし、ここ数年は故障も重なった。いろいろ準備をしようということ。体が万全ならば、1年を通して続けようと思っています」。 試合前の単独練習は体調を推し量るバロメーターとなりそうだ。

★オーナー息子、強権発動!?

 名物オーナーのジョージ・スタインブレナー氏(77)の息子で共同会長に就任したばかりのハンク・スタインブレナー氏(51)が強権発動の気配だ。21日(日本時間22日)付の「ニューヨーク・タイムズ」紙にセットアッパーのジョバ・チェンバレン投手(22)を先発にまわすべき、などの持論が掲載された。10勝10敗と波に乗れない状況での球団首脳の発言は、波紋を呼びそうだ。

(ニューヨーク)