2008年04月23日 更新
カブス・福留にズームイン!テレビも雑誌も全米大注目!

この日も“待球王”は健在だった。福留は4打席で29球を投げさせ、六回には9球目を左前に鮮やかな流し打ち。全米も「フクドメ」に注目している(撮影・リョウ薮下)

スポーツイラストレーテッド誌5月28日号

スポーツ・イラストレイテッド誌
【シカゴ(米イリノイ州)21日(日本時間22日)】カブスの福留孝介外野手(30)が、全米中継されたメッツ戦に「5番・右翼」で出場し、4打数2安打1得点。前日20日は右まぶたの腫れで欠場したが、今季8度目のマルチ(複数)安打で2度目の4連勝に貢献した。22日(同23日)の試合前は米国最大のスポーツ誌『スポーツ・イラストレーテッド』の撮影。米国での注目度も急上昇している。
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本拠地の「フクドメコール」が大歓声に変わった。1点リードの八回無死一、二塁。カウント2−2から5球連続ファウルで粘った福留が、10球目の外角直球を三遊間へ流し打った。
「内(角)に突っ込んでこないのかなと思っていたので、それなら向こうへというのがあった。バントも考えたが、三塁手の位置(前進守備)を見て、やっても仕方がないと思いました」
前日は右まぶたの腫れで欠場したが、福留の視界は良好だった。抗生物質を飲んで戦列に復帰。この日も4打席で29球を投げさせ、1打席平均の球数(4.72)で米大リーグ1位の“待球王”ぶりを発揮した。
六回の第3打席は9球目を左前打。八回の第4打席はルー・ピネラ監督(64)のサインの有無にかかわらずバントが頭に浮かぶ精神的な余裕もあった。粘った末の左前打で満塁とチャンスを広げ、一挙5点のビッグイニングへと導いた。
この日のメ軍戦は、スポーツ専門有線テレビ局『ESPN』が生中継。全米に“ナマ福留”が放映されるのは、九回の同点3ランという衝撃的なデビューを飾った開幕戦以来、2度目だった。
待球のデータが紹介された上に今季8度目のマルチ安打。それでなくとも4年総額53億円の大物ルーキー。注目度の上昇で、22日の練習前には米国で最も有名なスポーツ誌『スポーツ・イラストレーテッド』の撮影が行われることになった。
メジャーには同誌に登場すると不振に陥るというジンクスがあるものの、昨季は開幕特集号の表紙を飾ったレッドソックス・松坂大輔投手(27)が1年目で世界一。「表紙を飾るかは福留の活躍や他のスポーツ次第」(同誌関係者)というが、抜てきされれば松坂の前例があるだけに吉兆となる。
開幕から13勝6敗はカ軍にとって85年以来の好スタート。「雰囲気もいいし、少しずつ勢いも出てきている」と福留。100年ぶりの世界一に向けてナ・リーグ中地区の首位を快走する。
★福留に聞く
−−右目の状態は
「きのうに比べてよくなっている。大丈夫です。きのうは視界の中に少しまぶたの腫れたところが入っていた。このまま落ち着くと思います」
−−八回はよく粘った
「(好球を)とらえ切れなかっただけです。引っ張って何とかしたかったが、追い込まれていたのでゲッツーにだけはならないようにしたかった」
−−追い込まれてからのアプローチは
「(自分の中で)ストライクゾーンを広くして待ちますよ。あとはファウルしかできない。ボール球もあるので選べればいいが、間違って(球審の)手が上がってしまうのが怖い」
−−相手は強豪のメッツだった
「ボクの中では、あまり変わらなかった。ここ(本拠地)でやっていると常に反応は大きいですからね」
★ザンブラノ、福留の球宴出場に太鼓判!
カブスのエース、カルロス・ザンブラノ投手(26)が3勝目を挙げた。メ軍の強力打線を相手に7回5安打1失点。打率.328(ナ・リーグ18位)の福留については「まだシーズン序盤だが、オールスターだよ」と早くも球宴出場にふさわしい活躍をしていると評価。ピネラ監督も「相手投手のいい球をファウルでカットし続けて最後に打ったね」と福留の粘りを絶賛した。
■スポーツ・イラストレーテッド
米国で最も人気のあるスポーツ総合誌で、毎年恒例の特集としてMLB開幕、NFLスーパーボウル、NBAファイナルなどが掲載される。米国の野球ファンの間では「予想が当たらない」という定説があり、今季のワールドシリーズには福留の所属するカブスが進出すると予想した。昨年のMLB開幕特集の表紙には松坂=写真下=が起用され、過去には王貞治(ソフトバンク監督)、01年のイチロー=同中=らが表紙を飾っている。







