2008年04月22日 更新

ド軍・黒田、ストライクゾーンに困惑…援護なく2敗目

打線の援護なく、2敗目を喫した黒田(共同)

打線の援護なく、2敗目を喫した黒田(共同)

 【アトランタ(米ジョージア州)20日(日本時間21日)】ドジャースの黒田博樹投手(33)がブレーブス戦に先発。6回7安打2失点の粘投も打線の援護なく、今季2敗目(1勝)を喫した。日米の内角のストライクゾーンの違いに戸惑うなど、苦悩の日々が続く。チームは1−6で敗れ、今季2度目の同一カード3連敗。ナ・リーグ西地区最下位に転落した。

 まるで広島時代のVTRを見ているかのようだった。球数118球、2敬遠を含む4四球ともに今季最多。制球に苦しみながらも黒田は2失点と粘ったが、味方打線の援護に恵まれず勝利には結び付かなかった。

 「内容より結果が大事。チームが勝てず残念です。勝てる投球をしないといけない」

 悔しさが言葉の端々ににじんだ。2月29日(同3月1日)のオープン戦初登板で対戦したブ軍の打順は1−6番まで同じだった。「あのときは何も考えず投げたが(今回は)全然違った」。前日はビデオを約30分、試合前も投手コーチの説明をもとにデータや配球を頭に入れ、不調でも2失点にかわした。

 だが味方打線は重度の“適時打欠乏症”で、対ブ軍3連戦の得点圏打率は.044。黒田が降板するまで6度あった走者を得点圏に置いた場面すべてで凡退した。黒田が勝ち星に見放されている3試合は、打線はすべて1点どまりだ。

 黒田は日米のストライクゾーンの違いにも戸惑っている。遠征出発前の投球練習でも、ロブ・フリッポ・ブルペン捕手(41)にストライクゾーンについて質問した。特に右打者の内角のゾーンの差が大きく、シュートが使えない要因になっているという。

 ド軍は今季2度目の同一カード3連敗で西地区最下位に転落した。次回先発は25日(同26日)のロッキーズ戦(ロサンゼルス)。黒田とチームに早くも試練が訪れている。

◆黒田についてド軍のジョー・トーリ監督(67)

「立ち上がりはよかったが、中盤に球数が増えた。勝てるだけの投球はしたし、勝てるチャンスはあった。(打線の不振は)フラストレーションがたまるが、打ち出すのを待つしかない」